Dr.アフ郎Dr.アフ郎2015年02月14日 12:00青い本にも書いてあるんですが、鼻・ノド・気管支、という多臓器を侵すのはウイルスらしさみたいですね。全身状態が良いのもウイルス性の特徴です。 一方で、細菌性は1臓器感染が原則です。また、ウイルス性疾患と比べて、言葉は稚拙かもしれませんが、見た目がいかにも病気になります。だから細菌性は感染臓器の同定が極めて大事なステップとなります。いわゆる「フォーカスはどこか」というディスカッションが大事になるのも必然ですね。
Dr.アフ郎Dr.アフ郎10年前白苔関連の話題に戻すと、発熱+咽頭痛では現場の頻度としては急性扁桃腺炎が多いですが、あまり、トントン拍子にワンパターンで診療すると落とし穴にハマります。避けたいのは、流涎や嗄声の聞き漏らしでの急性喉頭蓋炎が筆頭で、他にも、採血をとってみたら肝酵素上昇のパターンも見受けられますね。EBVとかCMVが有名なやつです。マイコプラズマも注意。あとは、扁桃周囲膿瘍ってのも頭の片隅に挙げましょう。そんな日常診療のエッセンスたちが、冒頭の「青い本」に満載!(笑)