そういうこと 遊びでカラオケやるなら採点は楽しいもの ただ、歌の練習をしようとカラオケで歌うなら採点はしない方がいい 採点すると現れるナビは厄介でしかない あんなの見ながら自然に歌える訳がない 今回のオーディションの審査員の方がどんな方か知らないですが、きっと楽譜通りに歌うことを評価する人ではないでしょう 逆に、もし同じ課題曲を歌うメンバーがいれば、楽譜通りに歌うより、違った解釈で歌う方が評価されると思う 歌は、作者がメロディーや詞に込めた想いを表現することですからね 歌手はそれを聴く人に声で伝える人 ゆりちゃんと言えば自由、元気、表現者 そんなイメージがあります 自由にゆりちゃんらしく歌って想いを伝えて欲しい ただ、心配なことがあるのでついでに書いておきます ゆりちゃんの歌い方は3年前と去年とで違っていました 具体的に言うと、3年前の8月の握手会でメンバーがソロで歌を披露する時間が与えられるステージイベントがあり、そこでゆりちゃんは『前しか向かねえ』を歌ったのですが、元気さはもちろん、声も出ていたし会場も盛り上がりました 去年5月の握手会 さやりんとゆいゆいと3人のステージイベントがありました その中で、それぞれが中心に1曲披露 ゆりちゃんは『Relax!』でした https://youtu.be/wC4RlaqSznM 3分26秒からその部分が始まります 出だしの弱く出るところがとても気になりました 音楽ではよく音の強弱って言います 音の大小とは言いません 何故かと言うと、皆さんが習って知っている音楽記号の意味を思い出せば分かります p（ピアノ）とf（フォルテ） pは音を弱く、フォルテは音を強く出せと言う指示記号です 大小ではないのです 音の輪郭はそのままで、幅を狭めたり広げたりすることと言えば分かりやすいかな？ ゆりちゃんが言葉の発音まで弱々しく不明瞭になってしまい言葉がはっきり伝わって来ないのは、残念ながら正しい歌い方だとは言えないのです アイドルから歌手になった代表的な人に本田美奈子さんがいます 38歳、2005年11月6日に白血病で亡くなられました 彼女がオーケストラをバックに歌った『つばさ』を紹介しておきます 出だしの弱い音から後半の盛り上がる強い音まで、言葉の発音は音の出だしからクリアでとても聴き取りやすい 弱いからと言ってかすれたり、強いからと言って乱暴になる訳ではなく きっとホールの隅々まではっきりと言葉は伝わったんじゃないかと思います 何より2分20秒辺りから始まる30秒以上に渡るロングトーン 彼女を見に来た訳ではない観客もいたでしょうし、彼女のことを知っていても“どうせアイドル上がりの舞台女優だろう？”みたいな感覚で会場に足を運んで来た人も少なからずいたはず このロングトーンは、きっとそんな人までも感動させる力が十分にあったでしょう https://youtu.be/dpNUB4JpEBQ