
勇のトーク
トーク情報- 勇
勇 ↑
誰にも忘れられない夏の日。
僕にとってのその一日は、クライフ監督がスタンドの僕らに手を振ってくれた日でもあった。
1990年、夏だった。
「あの夏のクライフ同盟」増山実 著(幻冬舎)を読んだ。
クライフ同盟と同じように、僕も目新しい人や物との出会いは、全て、雑誌や本からだった。
世代や地域が違うのに、「憧れ」との接触の仕方が、僕の人生とシンクロする。
これだけの細かい情報を詰め込んだ小説なのに惹きつけられてしまう。
「官能」という言葉に妄想。
五感から入る情報に敏感に反応し、過激に妄想する。
「あるあるネタ」のオンパレード。
「あの夏のクライフ同盟」一冊さえあれば、初対面の人とでも話ができる。
そんな小説だ。
古書店の主人が言う。
「大人になったらな、そげな本はなんぼでん、買える。けんどな、その時、お金を払うた時に、失うもんもある。」
「しっかりと目に焼き付けて、いつでも取り出せるようにしちょけ。」
まさに、その通りである。
目に焼き付けて、いつでも取り出せるようにしておく。
僕が、クライフ監督を間近でみた日。スタジアムには、米米CLUBの「浪漫飛行」が流れていた。
旅立たないとな。
見城さん、過去の自分を思い出す、良いキッカケになりました。
書籍の紹介、ありがとうございました。 - 勇
勇 「半分論」村上信五 著(幻冬舎)を読んだ。
村上さんは哲学者だ。
デカルトのようにモノゴトを分解しマインドマップのように展開する。
そう思って読んでいたら、見城さんの「アウフヘーベン」という言葉が最後に飛び込んできた。
対立する概念を上位概念出統合する。
いい得て妙だ。
本書の端々に見城さんの言葉が散りばめられいる気がする。
例えば、「上手くいったらスタッフのおかげ、失敗したら自分の責任」という一文。
これは、自分で汗をかきなさい。
手柄は人にあげなさい。
竹下登 さんの見城さんの言葉だ。
僕に一番響いた言葉は、EPISODE6の中の「普段からある程度でも考え方の土台が築けてないと、急に時間ばかりができても前向きな活用はできませんでした」という一文だ。
まさに、である。こういった後悔する時間の費やし方が減るのであれば、半分論は活用したい。
本書を通して、本は名刺代わり。
という言葉が頭をよぎる。
村上さんは、タレントをしながらサラリーマンをされたいるという。まさに会って、話を聞いてみたくなる。
何度も読み返し、感想が遅れたしまいましたが、それほど読み応えのある本だと思います。
見城さん、編集の渡邊千帆さん、ありがとうございました。 - 勇
勇 「自分の変え方」村岡大樹(幻冬舎)を読んだ。
箕輪さんのYouTube「箕輪世界観チャンネル」で見城さんのさと対談しているのを観た。
正直な感想は、見城さんの話を遮る場面が何度かあるように感じ、本の購入をためらった。
とは言え、幻冬舎で新聞広告を打つほどの力作ということで購入。
読みはじめてみると、YouTubeとは別人のような論の展開に驚いた。
「ポケモン」で考える進化形のパターンの話はポケモン世代には身近に感じられると思った。
認知科学を使い「自分を変える」とは良いことだ。
僕も苫米地さんの本は貪るように買って読んだが、最終的に専門用語だけ覚え、何も変わることはできなかった。
一番しっくりきたのは、自分の「ゴール」に見合った「信念」かどうかという投げかけだ。
漫画アニメ「チ。」でも「信念」はすぐに「呪い」に化ける。でも、信念がないと不安になる。などと、考えさせられるフレーズが沢山ある。
闇雲な努力が実を結ばないように、目的に応じた考え方がいかに大切かよく分かる。
無意識というか言語化されていない無自覚な行動を言語化し意識するということの大切さも改めて混じた。
考え始めると、神経質になり行動できなくなってしまいそうだが。
本を読むということは、「認知」を広げる行為であり、行動変世を促す安価な手段であるということを改めて感じました。
そんな機会を与えていただいた見城さん、ありがとうございます。
昨今は、「認知行動療法」も医療の分野から一般市民へ広まりつつあると感じます。
今後の出版が楽しみです。