1月9日 - 1月11日: 十日えびす
9日: 宵宮祭(宵えびす)、10日: 大祭(本えびす)、11日: 後宴(残り福)
江戸時代中期から、本神社によって、十日戎が盛んになっていったとされる。延宝三年(1675年)の大坂案内「葦分舟」に、当社の十日戎が描かれている。
福笹 編集
福笹は、神仏分離以前に建仁寺が鎮守の社とした京都ゑびす神社によって頒布が開始されたもので、「節目正しく真っ直ぐに伸び」「弾力があって折れない」「葉が落ちず常に青々と茂る」といった特徴から、家運隆昌・商売繁盛の縁起物となった。十日戎では、拝殿で福笹を授かり、御札と吉兆(きっちょう)と呼ばれる小宝を付ける風習が続いている。吉兆は、銭叺(ぜにかます)・銭袋・末広・小判・丁銀・烏帽子・臼・小槌・米俵・鯛等の縁起物から成り[2]、十日戎の参拝者は有償で吉兆を自由に選べ、福娘(毎年選出)による飾りつけを授与される。
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