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MIKAMI 女将 三上喜穂子

三上のマンションに伺った時、衝撃だった。 家にはトランクひとつで引っ越せるほどの物しかなく、クローゼットに入っている服は数枚で、ほとんど大量生産の安価な服。 賃貸マンションを借りる時も店から一番近い、という条件で内覧もせずに決めたらしい。 夏も冬もほとんど服装は同じ。真冬でもペラペラの短い靴下だったり、真夏でも長袖長ズボン。 電気やエアコンを付けたり消したりする概念はなく、電球は半分くらい切れていた。 どうしてなのか?と聞くと、そんなことは気にしたことがない、と言う。仕事さえできればよかったのだろう。家はあくまで仮眠所でしかなかった。 朝起きて水やコーヒーを飲むとかストレッチをするとかもなく、サンダルをパッと履いてすぐに出発する。他のことに気を取られることはなくまっすぐ店に行く。 朝起きてお店に行くまでの時間はわずか数分。 今まで本を読み、どうすれば仕事を向上させれるかを考え続けていた。憧れていたスティーブ・ジョブズのような生活をしている人がここにいた!と感激した。

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三上女将 
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