斉藤徹斉藤徹15日前昨日は、つか版忠臣蔵に招いていただいた。拝見しながら強く残ったのは、あのあり得ない分量のセリフを、扉座の皆さんがすべて背負い、必死に演じ切っていたこと。ノーバウンド・ストライクで投げ切った栄光のバックホームの先に待っているのは、称賛ではなく、確定した死。栄光は一瞬で、物語の終点の手前に置かれているだけだと感じた。最後に彼らは微笑んだのか。結果ではなく、やり切ったかどうかだけが人を救うのか、という問いが残った。自分に照らすと、正しくやり切った人ほどもう十分だとは言われない、という残酷さが一番正確だった。1115
斉藤徹斉藤徹15日前昨日の劇を観ての、自分の備忘録。人生は、正しく生きても救われない。努力も誠実も正義もそれ自体が、報われる理由にはならない。それでも生きるのか。それでも投げるのか。救いを期待して生きるな。報われる前提そのものが、裏切られる。それでもやる人間だけが残る。人生は意味を与えてくれない。それでも意味を引き受ける人間だけが、自分の人生を生きている。僕は、すべてを引き受け、やり切って生きる。2183
斉藤徹斉藤徹9日前昨日は友人の別荘のお披露目会。その前に秋谷へ立ち寄り、予約していた採れたての生しらすをつまみに、バシュ・モレノ レ・ルフェール2022、ルイ・ラトゥール コルトン・シャルルマーニュ 2020。サウナと海と、静かな余白。このバランスが、今の気分。33
斉藤徹斉藤徹2日前見城さんがいてくれるおかげで、仕事にも人生にも、真正面から向き合えていると改めて実感する。自分ひとりだったら、ここまで踏み込めていなかったと思う。今は、熱狂し、向き合い、すべてを引き受けて生きている。熱狂した人生は、めちゃくちゃ苦しくて、めちゃくちゃ楽しい。お金は稼げるけど、時間は稼げない。だからこそ、時間に熱狂する。来年は、もっと熱狂していく。1136