最近は世界情勢の情報収集に日々追われている。
理由は、わたしの行なっている電力事業が直接的、間接的に今後モロに影響を受けるからだ。
ウクライナ情勢により日々目まぐるしく変わる各国の資源の取引価格(先物含む)、各国のロシアへの輸出入や原発の稼働方向性など日本にもこれから訪れるだろう資源高の影響をいち早く予測していかなければならない。
輸入に頼っている化石燃料(LNGガス、石炭)を使用した火力発電だけではなく今後原発を稼働させるのか。させないのかも簡単な問題ではない。
仮にどんなに早く稼働させたとしても今夏には間に合わない。
先日の東北地震により火力発電所が数カ所ストップしている。
今日は雨で寒波が到来し太陽光は回らず寒さから日本の電力が多く使用され東京電力管内の供給率は97%。一歩間違えればブラックアウト寸前。供給量が減れば当然市場価格は上がる。電力小売事業者にとってみても死活問題である。
10年後この事業がどう変化しているのかなどは誰もわからない。
だからこそ正しい情報と正しい知識がこの事業においては勝敗を分けると思っている。
我々のような小さな企業であれば特にだ。
もちろん資本力に飲み込まれる可能性だってある。
大荒れした大海原、沖から引き返して行く大きな船を横目に小さなイカダに乗り航海をしている気分だ。
これから近づいてくる風を読み、波を読み正しく情報を判断しながら目的地まで無事たどり着こう。
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