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藪 医師(中山祐次郎)

今年も母校・聖光学院(福島じゃなく神奈川)で高1生に話をしなさいと、当時のサッカー部顧問(今は副校長)からお達しあり、明日行ってくる。 そういえば母校はドラゴン桜の舞台になったらしい。 スライドをkeynoteで作っていて思う。どうしても、あの時代を思い出すだけで感情的になってしまう。 あの時代。 誰にも負けたくないのに、誰にも勝てる気がしなかった時代。 多動過ぎて授業など聞いていられず、成績が低迷しずっと学年で180位/220人だった時代。 授業中窓から見える横浜の港に、心を飛ばしてしまっていた時代。 何も努力することなしに、「自分は将来どうなってしまうんだろう」と思い悩んでいた時代。 安心しろよ、うまくいくから、なんて気軽に言えない。これまで自分が辿ってきたイバラの道を、中山少年に伝えるのは忍びない。 そして当時の僕より成績が優秀な聴衆の8割くらいに、どんな顔をして話せばいいのか、やっぱりわからない。 当直明けのくぐもる頭でさんざん悩んだあげく、やっぱり「あの頃の自分」に話すことにした。今はひと学年50人も東大に行くらしいから、きっと苦しいヤツもたくさんいるだろう。そんなヤツに、ひとこと「自由に生きていい」と言いにいこう。

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  • 藪 医師(中山祐次郎)
    見城徹見城徹

    [初心に返る]とはよく言ったものだ。人は物事が上手く行き出すとどうしても何もなかった最初の頃の気持ちに戻れない。僕も幻冬舎を創業した時の悪戦苦闘の日々を忘れがちだ。自分一人の力でここまで来れたのではない。不安で押し潰されそうだった幻冬舎の旅立ち。旅は自分を初心に戻してくれる。北国を旅しながら自分に言い聞かせる。ゼロに戻せ。初心に返れ、と。

  • 藪 医師(中山祐次郎)
    藪 医師(中山祐次郎)

    ちょうど人生の大きな転機が近づいています。そのことで四六時中思い悩んでいたこの1ヶ月。

    何もなかった最初の頃は、僕はどんな気持ちだったのかな。

    歯を食いしばり、屈辱に耐え、武者のような気持ちで修業をしていたはず。いつの間に、ぬるま湯にどっぷり浸かりながら、戦う者たちを馬鹿にしている。

    だめだ、これでは。44歳、中山祐次郎、すべてのダイヤルをゼロに戻し、暗闇でジャンプしろ!

  • 藪 医師(中山祐次郎)
    藪 医師(中山祐次郎)

    大きな転機に、わたしは大きな挫折をしました。暗闇でジャンプをした結果、高さが足りず着地に失敗して足を挫きました。何十年も求めていたものが、また私の手のうちからすり抜けて行きました。
    まるで自分との勝負に負けた気分です。
    でも、見城さんの「断られてからが仕事」という言葉を思い出します。
    失敗してからが、私という人間の真価です。苦しみをエネルギーに換えて、また自分と闘う。それしかない。「起きていることはすべて正しい」と一人ごちながら。

  • 藪 医師(中山祐次郎)
    見城徹見城徹

    755の皆さん。僕たちは偶然ではなく必然的に755で出会った。それは小さな運命だった。きっと何か意味がある。そう思わなければ人生やってられないよ。
    藪医師は物書きとしてデビューし、次々と活動の場を広げている。間も無く小説も出る。箕輪は双葉社で僕の[たった一人の熱狂]を出し、幻冬舎に移った。瞬く間にヒット本を作り続け、自分の初めての著書をマガジンハウスから出版し10万部のベストセラーになっている。今や若い世代のカリスマだ。長太郎飯店や七代目松五郎、進藤のカキ氷店だってある。
    755から何かが起こる。小さくてもいいじゃないか。755は奇跡のSNSだ。