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上田洲裕

人工呼吸器やECMOを量産せよとマスコミは報じており、患者の救命のためならば致し方ないと蛮勇を奮って私たちは覚悟を決めています。 しかし、人工呼吸器管理、ECMO管理になる時点で相当状況は厳しいのだということを改めて訴えたい。これらは肺を治療するものではありません。 肺炎になると肺の状態があまりにも悪いために正常な呼吸をすることができなくなりす。そのため、肺炎が良くなってくる前に呼吸が破綻して死んでしまうのです。そこで肺が良くなってくるまでの時間稼ぎをする道具が人工呼吸器やECMOです。 人工呼吸器は口からチューブを入れ、圧をかけて自分の肺へ空気を送り込み呼吸を助けます。 ECMOはそれすらできない自分の肺を使うことを諦め、機械で血液に直接酸素を送り込むものです。太い血管に太いチューブを何本も挿入し、血液を体外に引き出して機械で酸素化します。そのため血液が固まらないようにサラサラにします。合併症として出血することも多々あります。管理する医者は病院にずっと泊まり込んで数時間に一度このサラサラ度合いを確認しながら薬を調整します。さらに出血のため貧血が進むと大量に輸血します。ありとあらゆる臓器に支障がでるとそれぞれに対応します。とてつもなく大変な管理です。殆どつきっきりでの管理です。 こんな状態の患者さんが病院に数名いる普段の状況でも相当医師は疲弊するのに、集中治療室にずらっと並んでいる状況を想像してみてください。もちろん我々は彼らのために全てを捧げて働きます。それで皆んなうまくいくのなら良いのですが、残念ながらECMOを使って、これだけ大変な管理をして助けられるのは10人のうち1-2人というのが現実です。 それでもあなたは今日、感染のリスクをおかしますか? ちょっとした風邪の症状から始まり、それがあっという間に息苦しくなり、意識が遠のき、気付かないうちに口からチューブが入れられます。こうなるともう言葉を発することは出来ません。最期の言葉を伝える機会は失われるかもしれません。 これでも感染するリスクをとりますか?

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或る脳神経内科医のトーク
トーク情報
  • 上田洲裕
    上田洲裕

    755を経て松五郎はどんどん成長していきました。もちろんさまざまな苦労はありながらも、(側から勝手なことを言って森さんごめんなさい)概して言えば順風満帆だったのではないかというほどにすごい勢いでした。特に冬場は大入満員が3回転するほどの大盛況でした。
    そんな日常が続くと思っていた矢先に試練が。コロナ禍でした。ただでさえダメージを受けた飲食業界。多くの店が閉店やUberなど宅配へ舵を切りました。そんな中、松五郎はどうだったか?営業は止めざるを得なかった。しかし、絶対にUberはしない。なぜかと森さんに尋ねると、ここだけは絶対に譲れないのだと。自分たちの手でお客様に料理やサービスを提供出来なければ意味がないのだと。当時住んでいた本郷までわざわざ弁当数個のために森さんが持って来てくれたこともありました。
    そんな大変な中で命運を賭けてスタートしたひとりしゃぶしゃぶ業態。そこからの5年間の精一杯を超える、圧倒的努力を間近で見て来ました。それでも決してブレることのない姿勢に、この人達はどこまでも本気で真面目過ぎるのだと確信しています。常人に成しがたいほどの忍耐強さです。
    普段は面と向かってこういうことは言わないのですが、昨日の感銘とともにこれらが回顧されました。

    そして、これまでに蒔いてきた種が、絶やさなかった水やりが、今芽を出し、少しずつ大きくなって来ています。必ず大輪の花を咲かせるでしょう。
    松五郎を応援し続けたいと思っています。同時にお友達でいてくださることを光栄に思っています。

  • 上田洲裕
    上田洲裕

    恐縮至極に存じます。
    見城さん、あの時に背中を押してくださって本当にありがとうございました。そしてもっと強く、そうして良かったと思っていただけるように、弛まぬ精進をお誓い申し上げます。

  • 上田洲裕
    見城徹見城徹
    上田洲裕
    お誕生日おめでとうございます。益々のご健康とご多幸をお祈り申し上げます!!

    キューバサンド・ナイトで数年振りに会い、
    逞しくなったなあと感じました。

  • 上田洲裕
    上田洲裕

    激動の1年を終え、今日から新年度。
    もっと飛躍の1年にすべく、限られた時間を有効に使って、コツコツと頑張ります。
    積み重ねこそ、全て。