上田洲裕上田洲裕2020年03月30日 10:48人工呼吸器やECMOを量産せよとマスコミは報じており、患者の救命のためならば致し方ないと蛮勇を奮って私たちは覚悟を決めています。 しかし、人工呼吸器管理、ECMO管理になる時点で相当状況は厳しいのだということを改めて訴えたい。これらは肺を治療するものではありません。 肺炎になると肺の状態があまりにも悪いために正常な呼吸をすることができなくなりす。そのため、肺炎が良くなってくる前に呼吸が破綻して死んでしまうのです。そこで肺が良くなってくるまでの時間稼ぎをする道具が人工呼吸器やECMOです。 人工呼吸器は口からチューブを入れ、圧をかけて自分の肺へ空気を送り込み呼吸を助けます。 ECMOはそれすらできない自分の肺を使うことを諦め、機械で血液に直接酸素を送り込むものです。太い血管に太いチューブを何本も挿入し、血液を体外に引き出して機械で酸素化します。そのため血液が固まらないようにサラサラにします。合併症として出血することも多々あります。管理する医者は病院にずっと泊まり込んで数時間に一度このサラサラ度合いを確認しながら薬を調整します。さらに出血のため貧血が進むと大量に輸血します。ありとあらゆる臓器に支障がでるとそれぞれに対応します。とてつもなく大変な管理です。殆どつきっきりでの管理です。 こんな状態の患者さんが病院に数名いる普段の状況でも相当医師は疲弊するのに、集中治療室にずらっと並んでいる状況を想像してみてください。もちろん我々は彼らのために全てを捧げて働きます。それで皆んなうまくいくのなら良いのですが、残念ながらECMOを使って、これだけ大変な管理をして助けられるのは10人のうち1-2人というのが現実です。 それでもあなたは今日、感染のリスクをおかしますか? ちょっとした風邪の症状から始まり、それがあっという間に息苦しくなり、意識が遠のき、気付かないうちに口からチューブが入れられます。こうなるともう言葉を発することは出来ません。最期の言葉を伝える機会は失われるかもしれません。 これでも感染するリスクをとりますか?
上田洲裕上田洲裕11ヶ月前恐縮至極に存じます。見城さん、あの時に背中を押してくださって本当にありがとうございました。そしてもっと強く、そうして良かったと思っていただけるように、弛まぬ精進をお誓い申し上げます。36
上田洲裕上田洲裕11ヶ月前kuniuedaからの #mixi2 招待🎟️一緒にはじめよう!🚀https://mixi.social/invitations/@kuniueda/MNqe4E71BTGwgoKVWEuyBD2