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吉田真悟

2018/09/30〜10/01の一連のやりとり 百田 箕輪厚介の「死ぬこと以外はかすり傷」、面白かった! あらためてすごいエネルギーを持った男だと思った。 箕輪は一見ヤンチャな生意気野郎に見えるが、実は義理がたく礼儀正しい男。結局、成功する奴は、おしなべて、その二つを持っている。 見城 ⬆︎ G=義理、N=人情、O=恩返し。GNOは大事です。それに加えて、集中力と覚悟、そして圧倒的努力です。誠意とはスピードと無理をすること。僕は胸に刻んでいます。 見城 後は度量の大きさ。戦う時は果敢に戦うけど、器量の大きな漢でいたい。 見城 数年前に[誰とも自分を比べない」と強く決めた。争うのは怠惰で弱い自分だけだと。売られた喧嘩は買う。異議がある時は言う。しかし、自分を誰とも比べない。そうしたら楽になった。嫉妬がなくなった。器量ができて来た。そして、以前よりブレなくなった。 見城 僕の知る限り、秋元康ほど器量の大きい漢はいない。秋元康ほどではなくとも、僕も少しでも秋元康に近付きたいと思っている。 秋元 兄貴、勘弁してください。汗顔の至りです。 見城 僕の嘘偽りのない気持ちです。知り合って37年。深く付き合って約10年。この10年、僕は秋元康のとてつもない人間力に圧倒され続けて来ました。刺激と反省を日々、秋元から貰いました。僕は決定的に変わったと思います。感謝しかありません。 秋元 見城徹ほどストイックな人間を僕は知りません。人間、誰しも欲があります。見城徹は毎晩、今日の自分の欲と向き合います。そして、自己嫌悪に陥り、絶望しながら朝を迎えます。そして、ジムで肉体を痛めつけ、人生の残り時間を数えながら、何とか精神を鼓舞します。なぜ、そこまで自分と闘うのか?僕なら、とっくにリングを降りています。人生は流される方が楽です。その場に踏ん張る力が、ストイックさでもあります。 見城 うーん。どう答えていいのか解りません。秋元康の方がよほどストイックだと思うけどなあ。僕にストイックさがあるとすれば、それは秋元より相当に表面的です。いや、自己恍惚そのものです。秋元は奥が深い。懐が大きい。本質を見ている。決して利害損得では動かない。その裏で秋元康が耐えなければならなかった精神の修羅に僕は想いを馳せます。 秋元 寛容とはその場に拘らない逃げであり、甘えです。僕も見城徹のように、鏡に映る自分と睨み合ってみたいです。一歩も譲らず、引かない理由こそ、己の存在証明です。理想の自分と現実の自分との闘いに連敗しようが、それでも毎日、明日こそはと筋トレを続ける8歳年上の男に嫉妬します。 見城 秋元康にあるのは虚無に近い覚醒です。虚無に近い自然体です。ですから、彼が見つめるロマンチズムもリアリズムも一旦、覚醒している。自然体から発している。[自我]が消えるんだね。だから、歌詞もプロデュースも本質を射抜くんです。僕は[自我]が消えることがない。毎日、鏡を見るのはその証左です(笑)。 秋元 見城さんの言葉は哲学的だなあ。 見城 何、言ってんの。秋元の言葉は人の心の揺れの刹那を捉える。

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