毎日繰り返される
日常生活の早朝へん…
目覚まし時計も黙るほどの
ラジオ体操の音楽と
神さまの有無を言わさぬ声に
叩き起こされ
すでに起きて
いったりきたりの
散歩を待つナナの横で
寝ぼけた動きで深呼吸を待つ私
呆れたナナは一旦
戻った小屋から顔を出して
変な踊りが終わるのを
待っている
階段を駆け降りてゆく
ナナの後ろから
手すりにつかまり
滑り落ちてゆく私
寒い部屋の空気を数えながら
やっと着替えを終え
玄関で待つナナのもとへ
コートに帽子を手にして
さあナナ散歩だよ…
モーニング珈琲には
まだ届かない
朝のアイドリング・たいむ…
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