【 52ヘルツのクジラたち 】読了
町田そのこ 著 中公文庫
見城さんが(この映画は)「出来るだけ多くの人に観て欲しい」とおっしゃった。
文庫本を買ったままページを開かず置いていた私。見城さんの言葉を切っ掛けに急いで読みはじめました。
誰もが抱える身近な問題が描かれている。読んでいて辛い、苦しい、やり切れない。涙もこみ上げてきた。しかし最後は上質な温かさが身体中に満ちて私のハートは分厚くなった。誰もが誰かに寄り添い助け合うことで、自分も生かされていく。生きるということの手始めを思い知った。
素晴らしい読書体験をさせていただきました。著者 町田そのこさんに感謝申し上げます。
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