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Mizuno Toshinori

欅坂46の6th 表題曲「ガラスを割れ!」についての考察1 3月7日発売の欅坂46の6th 表題曲のタイトルが「ガラスを割れ!」ということで既にネット上でいろいろなものが出回っているものの未だに公式サイトでの発表が無い。 2016年10月、横浜アリーナでハロウィーンに合わせたイベントに出演した際の欅坂46のメンバーの衣装はナチス・ドイツでも使われたクロワシに似た紋章を付けた黒い帽子、幅広い襟の黒のマントでその後ツイッターで炎上、海外メディアも参戦して問題化した。 今回はそれより罪が重いのではないのか! 軍服に関してナチスを肯定的に扱っていなければ目くじらを立てるレベルのものではないという意見もありそれはもう済んでしまった過去のことでいまさら掘り起こす気はさらさら無い。 「ガラスを割れ!」という楽曲がマイナーなアーティストのものだったり、仮に欅坂46のシングルのカッブリング曲、アルバム内の一曲であったならば何も言わない。過激な歌詞の曲はそんじょそこらにうじゃうじゃ転がっている。 しかし、今回は敢えて強く言わせてもらう。 誰の作詞なのが、現時点では正確な情報はないが、「秋元康」名義のものであろうという推測は容易に成り立つ。僅かに「平手友梨奈」名義の可能性もあるが全般的なプロデュースをしている秋元康氏が責任関与しているのは間違いない状況だ。 詞、詩の世界で比喩として「ガラス」を扱っているのであって本物のガラスを叩き割れと言っているのではないことは百も承知している。内面的な心の壁をぶち破れということを表現しているのはよくわかる。ただ、表題、曲のタイトルというものはそれだけが一人歩きしてしまうこともよくある。 若者がこの「ガラスを割れ!」に触発され、むかついたことがあったらそこいらのガラスに八つ当たりして大きな社会問題を引き起こすのではないかと危惧しているのだ。ただの杞憂かもしれない。ただ、これだけの人気アーティストの表題曲ともなると与える力が大きいということを秋元康氏も重々わかっているはず。そんなこと百も承知で得意とする炎上作戦にまた打って出ようというのか? たとえば歌詞はそのままでタイトルを変えたり、一部歌詞を変更すれば簡単に回避できることをわざわざ風当たりを強くして批評の渦に巻き込んで逆に注目を浴びようとして墓穴を掘るというコースを進むかもしれない。 仮に「カラスよ 叫べ!」というタイトルにしても簡単に同様な意味の歌詞は出来上がる。わざと「ガラスを割れ!」と暴力行為を呼び起こすタイトルを付け、一部の若者を刺激して半社会行為を促すのであればそれこそ犯罪行為に近いものがある。それほど影響力を持っているということはわかっていて、尚且つ実行してしまうということに大きな疑問を感じるのだ。 ここ数年、名プロデューサー・作詞家「秋元康氏」は人気絶頂の高原期にあると見ている。AKB48をはじめとする48グループは国内に留まらず、海外にも進出。一部にでは多様な問題を抱えつつも設立当初からは規模も拡大し、知名度も増している。ただ、初期の重要メンバーの卒業や姉妹グループが増えたことで人気が分散し成長期から停滞期に移行しているようにも感じる。一方AKB48の公式ライバルとして発足された乃木坂46はレコード大賞を受賞し、安定した上昇局面にいるものの1期生の高齢化による大量卒業リスクを抱えながら、3期生の台頭による世代交代で乗り切ろうとしている。更にその妹分である欅坂46は・・・。 秋元康氏が最も注力しているのは新規スタートのSTU46や劇団4ドル50セントの他では欅坂46、いや欅坂46に所属する平手友梨奈さんであるのは誰の目にも明らかな状態で、昨年は一番いい楽曲が欅坂46に割り振られたように感じる。 昨年末の紅白歌合戦〜武道館LIVEの中止問題などは長くなるだけなのでここでは書かない。得意とする寝技の炎上商法と一部想定以上のアクシデントをもうまく利用して「けやき坂46」の存在感をうまくアピール。しかし、「けやき坂46」の武道館LIVEで「イマニミテイロ」という欅坂46のメンバーの心の深部を抉る罪な曲を披露させた。昨年の乃木坂46の「アンダー」という曲も同種のもので乃木坂46のアンダーメンバーを傷つけ、北野日奈子さんの休養の大きな一因にもなってしまった罪深い曲。 競わせることと傷つけることの違い・・・大切な項目だが長くなるのでここも割愛。 (続く)

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