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Mizuno Toshinori

2018年8月16日 川村 真洋 ソロ・ライヴレポート 2 今回は6/30の下北沢のときとは異なり例のろってぃーコールは無いスタート。「近松」よりステージが高いので最後方でも歌っている姿がよく見える。 1.WINDING ROAD(絢香×コブクロ) 今回も同様に元気よくこの曲からスタート。ただ、過度の緊張によるものだろうか最初からやや歌い方が硬く、力み過ぎで音程的によろける箇所が複数あった。豪快に何もかも吹き飛ばしてしまう力強さは圧巻ではあるが一言で表せば全体的には「雑」で残念な出来だった。しかし、後半は持ち直しぎみでラストの再度のア・カペラ部分はとてもいい情感が伝わってきた。技巧的なことより気持ちが優先したラストの歌声にはグラッときた。やや震え気味だったが波乱万丈だった流れを見事に切り替え締めくくった。 2.オルフェンズの涙(MISIA) このLIVEに賭ける意気込みを語った後最大の難局にまた挑んだが・・・明らかに力み過ぎで一本調子。表面的には声がよく出ていていいようには聴こえるが表現が大雑把でスケールが大きすぎる曲に飲み込まれている感じ。難しい曲では尚更声を張り上げることよりも細かい感情表現をより大切にしてほしい。 3.タイヨウのうた(沢尻エリカ) 水とレッドブルを飲んでから再起動、歌う前のMCで顔がキュートで大好きだという前回歌っていない初披露の沢尻エリカの曲をチョイス。わたしもキュート?と意味合いの間で笑いを誘う。借り物のギターの調整にやや手間取ったが背伸びし過ぎた前曲より一転、等身大でキュートなろってぃーの歌声にうっとり。いや、丁寧に切々と歌っている姿は曲によって自在にイメージを変えることができる歌姫キューティー・ロッティー・ハニーそのもの。地味な色合いの中でも輝くものは目立つものだ。 4.渋谷ブルース(乃木坂46) 額にしわを寄せて根暗に歌う姿は、暗渠として上空を閉ざされてしまった悲しい川のイメージがなぜかだぶってくる。♫自由に動けない制服なんか♫という箇所の「制服」の歌い方とか至るところでズシッと心に刺さる歌詞は乃木坂46時代のこととオーバーラップしているようにどうしても感じてしまう。ろってぃー絶品のこの歌は六年半の時間を凝縮したタイムカプセルのような存在だ。 5.SASUKE(川村真洋) 今は亡き愛犬(ポメラニアン)「SASUKE」のために書いた曲・・・心をこめて歌いますと宣言してからしみじみと歌う。時折その思いの深さから感情的にぐっときてしまうところがあり、聴く側もつられてしまう。歌詞と同じで気持ちとしてはいつも「SASUKE」と一緒にいるんだということが充分に伝わってくるろってぃーの歌声。 細かいところだが、 一番♫ふわふわとまるで綿毛のような♫ 二番♫くるくるとまるでビー玉のような♫ の 綿毛の(ビー玉の) という箇所のちょっと弾力感のあるメロディーがいいスパイスとなっていて全体として暗く重ったるい中で動物の目のように輝いている。 6.気づいたら片想い(乃木坂46) ここで「どうもバクベアです。」とボケ倒してAkira Sunsetさんが登場。ふたりのトークが快調で前回の下北沢でのLIVEの夜の部でのギター演奏の件が俎上に載せられおもしろい展開に・・・。(そのAkira Sunsetさんのギター演奏のエンディングをろってぃーが声で再現したときのラストが驚異の高音でびっくり。)結論としてはギターで作った曲ではないので温かく見守ってほしいと言い訳保険にちゃっかり入ってからスタート。 気持ちが入りすぎて前のめり感が強すぎるろってぃーといまいち乗りが足りない観客をAkira Sunsetさんが好サポート。センスある声の被せ方はギター演奏より上手なのかも。コーラスという立場ではなく、対等に歌い合うスタイルの曲を新規に作って披露してほしい。 歌い終わってからのMCが秀逸でさすがに一期生、乃木坂46のメンバーの名前を出しただけではなく星野みなみさんが、歌詞に詰まるところのものまねには大笑い、↓ その要旨。 この曲みんなカラオケとかで歌えます?! なんか早口すぎて ♫無愛想だったのは自分を守るためだった♫っところを ここに立っているまひろと北野ぐらいで、歌えるのが。 番組とかでここを代理で星野みなみとかが歌うときに歌えなくて ♫無愛想だったのは自分をまもももももっ・・・♫  めっちゃかわいいんですよ。 ♫守るためだった♫は本当にまひろと北野しか歌えないと思っている・・・。 二度もキタノ、キタノと名前が出て内心、どっきり、びっくり、うれしすぎて幸せな時間帯だった。

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