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吉田真悟
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No.518 『ジャスミンを銃口に』重信房子歌集 重信房子著 (2005/07/25 幻冬舎) 2021/04/22(4/11読了) 数年前からこの本を探していたのだが、中古市場でもいまだに4,000円以上(最高額は28,000円)と高値取引がされていたので友人のサエさんから借りました。 先日の先生の下記投稿を受けて一気に読みました、というか触れるだけで精一杯でしたが。↓ 【2017/2/1の先生の投稿 「土地の日」に火炎となりて君逝きし砂漠に眠る友の傍ら ーー重房信子歌集[ジャスミンを銃口に] 2002年3月30日、パレスチナ「土地の日」に檜森孝雄が日比谷公園で抗議の焼身自殺。若き日の友たちとの約束を守り抜き、友たちの墓標に連なった。享年54歳。】 この本を開くのには覚悟が要りました。今でも革命の中に生きている列士、重信房子さんですが、その生涯を支えた両親へ獄中から宛てた歌がやはり心に響きました。世界中を敵に回しても我が子を守る親に私もなりたい。平和な時代で陰湿な闘いが続くなか、命を懸けて革命を目指し、アラブの英雄となった彼らリッダ闘争の戦士に敬意を表す傍ら、無為に日々を過ごす自分の駄目かげんが恥ずかしくなる。 弁護士の大谷恭子さんの文章がまた、重信さんの生き方や考え方を明確に語っていて、分かりやすかったです。 5/30のジャスミン忌は今後も決して忘れない。

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  • 吉田真悟
    吉田真悟
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    最後の「十万年の西風」はショックな内容だったが、それ以外の短編はとても良かった。
    必ずといって、人生の岐路に立つ上手くいってない人が登場し、共感を覚え、最後はふんわかした気持ちにさせてくれる。
    科学的知識欲も満たされてね。

    是非読んで欲しいなぁ。

  • 吉田真悟
    吉田真悟

    【 中山祐次郎著、
    泣くな研修医シリーズ】応援メモ

    ① 『泣くな研修医』
    → 主人公:雨野隆治の泣きたくなる様な研修医期間(半年間)の悪戦苦闘

    ② 『逃げるな新人外科医』
    → 3年目、後期研修医期間。医師としての覚悟が固まりつつある時期

    ③ 『走れ外科医 』
    → 医師5年目、やっと逞しくなってきたころ

    ④ 『やめるな外科医』
    → 医師6年目、やらかして悩む

    ⑤ 『悩め医学生』
    → 医学部に入学してから国家試験に合格するまでの6年間

    ⑥『外科医、島へ』
    → 医師7年目にして半年間だけ離島に赴任した話し

    ⑦『迷うな女性外科医』
    →雨野の先輩、クールビューティー佐藤玲医師のスピンオフ物語

    ⑧『メスを置け』
    →外科医9年目、33歳になった隆治が友人の死を機に震災後の福島の病院長として赴任した半年間の奮闘

    番外『クリスマスイブの死亡診断』(短編集『謎解き診察室、本日も異状あり』に収録)
    → 雨野の後輩医師、西桜寺凛子のスピンオフ。ホラー?

  • 吉田真悟
    吉田真悟
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    8年前の2013年の本なんだが古さを感じないかった。なにせ地球の太古代(およそ35億年前)の火星からの隕石をめぐるサイエンスミステリーだからだ。今の作風よりはだいぶ刺激的でこちらも大変面白かった。

    深みのある登場人物、大どんでん返しのストーリー、科学的リアリティ、研究者の苦悩などとても読み応えがあるのだが、ちとレベルが高すぎてついていけなかったので暫くしたらまた読み直そう。

  • 吉田真悟
    吉田真悟

    伊与原新さんの最新作、『翠雨の人』も面白そうなんだが、我が街の図書館でも人気が高くて数ヶ月先になりそうだ。

    この頃、幻冬舎以外の本は図書館で調達します。😄本棚がパンパンなのよ

  • 吉田真悟
    吉田真悟
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    『救いたくない命』
    俺たちはかみじゃない2
    中山祐次郎著

    誰も彼も薮さんの分身なんだろうけれど、雨野隆治とは一味違うが同類に思える剣崎啓介、誰もが好きになるであろう人としても出来過ぎな松島直武のバディ関係かすこぶる良いねぇ。阿吽の呼吸に惚れ惚れする。

    詳細に描く医療現場の緊迫感は薮さんの真骨頂だよね。リアル過ぎて読んでいて胃が痛くなった。

    そして『泣くな研修医』シリーズもだけど、出てくる女性、ナースや師長、患者さんまで皆魅力的過ぎて羨ましい職場である。

    本に出てくる麻布十番のバーに行ってみたいなぁ。どこかにありそうだ。