
千冊回峰行中!
トーク情報- 吉田真悟
吉田真悟 No.739
『読書という荒野』
見城徹著
(2020/04/03 幻冬舎文庫)
2024/07/02 (Amazon Audibleで3/25に視聴)
読んだはずなのに覚えていないことだらけで愕然とする。見城先生のお祖父様は森鴎外の友人で高名な医者だったそうだ。今更知る驚愕の事実。多分忘れただけなのだが。
いったん読むと、とんでもなく読みたい本が増えてしまう。いや、前回もピックアップしたはずだが、怠慢である。『罪と罰』、『邪宗門』から読んでみるか。
そうすると『仮面の告白』、『豊穣の海』、『金閣寺』などはいつになったら読めるのだろうかな。細かく読書計画を立てなくてはならないなぁ。早く読めよ自分!
読書が荒野になる日まで精進しよう 吉田真悟 umiumi [銀河で一番静かな革命]
マヒトゥ・ザ・ピーポー
母からの愛を一度も感じたことがない。
父親が誰かもわからない。
愛がないのに抱かれてしまったーー。
運命に翻弄され、小さな命を日々すり減らす者たちに突如訪れる"あと10日で世界が終わる"という宿命。
命の終わりが見えたとき、金も名誉も美も持っていない彼らの手元に残るのは「何を大切にしてきたか」という、たったひとつの問いだけで、各々の10日間の最期の営みによって暗にそれが明示されていった。
遠い誰かの物語ではなく、すぐそこに、すぐ隣りで、彼らが息をしているようだった。
この物語は[アルマゲドン]のような話しではなく、非現実的な終末装置で炙り出された、生々しい存在感ある現実物語であった。
読後、自ずと最期に手元に残るものについて考えた。吉田真悟 Yuriko NakanoYuriko Nakano 新川帆立さんの『ひまわり🌻』を読了しました。 ひまわりの花は以前から大好きでしたが、その花言葉までは情け無いことに知らなくて…
ひまりさんそのものがひまわりの花言葉に見事に重なりました。
家族や周囲の人々の支えを受けながらも、ひまりさんが司法試験を突破するまでの道のりは、言葉では言い尽くせないほどの努力の積み重ねがわかり、いま「普通に生きていること」がどれほどの奇跡で、どれほど感謝すべきものなのかと、改めて気づかされました。
そして同時に、組織や社会の冷たさ、会社という場所は、人の努力や思いに必ずしも報いてくれるとは限らない…その現実に胸が痛みました。
そんな中でもひまりさんのまっすぐな強さに
私はとても惹かれました。
吉田さん
教えて頂きありがとうございます。
私、今八方塞がりだと自分の事思っていましたが、まだまだ大丈夫と思うようになれました(^^)吉田真悟 umiumi 総合商社ではたらき順風満帆の日々だった主人公・朝宮ひまりの身に起こった不慮の事故。
その事故で四肢付随となったひまりが、司法試験を目指し社会人として再起するまでの不屈の日々を描いた新川帆立著[ひまわり]を読みました。
ひまりを襲った事故、四肢付随という非日常性、そしてひまりが挑戦する司法試験という非凡性を通して、凡人にも訪れる幸不幸それに伴う喜怒哀楽をどう享受し、どう乗り越えていくのかというエッセンスがより際立って、身に沁み入りました。
どんなことが起こっても、信頼できる他者の声に耳を傾け、それを素直に実践してみる。卑屈にならずに、自分にいま出来ることを最大限する。
そうすることで道は開けていく。
挫折による焦燥感も不安も、コンプレックスも、行動でしか溶けていかない。
私自身が内に抱えるそれらは、この本を読むこと、ひまりの行動に心を重ねることで少しずつ氷解したように感じました
。これからの現実にも活かしていきたいです。
いまこの本を手に取ることができた幸運、その幸運をもたらしてくださった吉田さんに感謝したいです。そして読み終えたあと、この本を出している出版社の社長が見城さんなのだと、見城さんのお名前を拝見し胸が震えました。
ありがとうございました。