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akikuon

村人たちが、 少し頭のよくない乞食の女を、罵ったり石を投げたりしていじめて いた。 大家の息子がそれをみかねてたしなめると、村人たちは乞食の女をいじめなくなった。 大家の息子がよいことをしたと思っていると、女がきて、「村人がからかわなくなると同時に、なにも食べ物をくれなくなった、私は途方にくれています」と訴えた。 この話は、宮本の心を強く打ったといいます。 いじめたり、からかったりするのはある意味、気にかけている証であると気づいたのです。 だからこそ、食べ物を与えたりと手を差し伸べることもあり、村落には連帯意識が存在していて、 “相互扶助”を基盤として成り立っているのだと感じたのです。

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    一に曰はく、和を以て貴しと為し、忤(さか)ふること無きを宗とせよ。人皆党有り、また達れる者少なし。是を以て、あるいは君父に順(したが)はず、上に違(たが)ひ下と争ふ。然れども、上和ぎ下睦びて事理自ずから通ふ。何事か成らざらん。

    現代語訳:

    「和(人と人との調和)を最も大切なこととし、争わないように努めなさい。人は誰しも派閥や偏見を持ちがちで、正しく物事を理解できる者は少ない。だから、上に従わず、上下で対立することも起こる。
    しかし、上の者が穏やかで下の者と睦まじくすれば、物事は自然とうまくいく。そうすれば、できないことなどない。」