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渡辺貴子(「ろう文学」編集&発行人)

いつも好んで着る派手さを避けて わざとくすんだ服を選びサングラスをかける 何もかもから解放されたくて 家を飛び出し雨に濡れたネオンの中を歩き出す 自分で選んだ道 自分で選んだ人生なのに やり切れなさが心の奥で澱んでいる がむしゃらに走って がむしゃらに生きてきたつもりなのに まだまだ張り付いている しぶとくしがみついてなかなか離してくれない ちょっとでも解放されたくて ちょっとでも頭から抜き取りたくて 許して、と祈りたくなる衝動に駆られる 一瞬の安らぎは存在するけど 永遠の安らぎはこの世には存在しない 目が眩むようなまばゆい世界に身を置き ひとが羨むような生き方をしているかもしれないけど 本当の心は誰も知らない 知ることが出来ない 伝えたい人にありったけの言葉で伝えても ほんの少ししか伝わらないかほとんど伝わらない それでも生きていく 生きていく限りは この世とうまくやっていくしかないんだ この命が尽きるまで闘い抜きそして共存していく それしかないんだ 伝えたいことが伝わらなくても 1ミリしか伝わらないと分かっていても 何とかして伝え続けていく どんなに伝わらなくても ほんの一瞬だけ分かち合える奇跡がある それは確実なことだから 最後まで諦めず伝え続けていく そんな生き方がしたい 雨が乾きつつある暗い道 あてもなく歩き回り ネオンのある街に戻る 諦めに近いけど決して後ろ向きじゃない 「生きていく」しかないんだ 命を全うするんだ 君は本当にしたいことが出来ているかい 君は本当に会いたい人に会えているかい

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渡辺 貴子(「ろう文学」編集&発行人)
トーク情報
  • 渡辺貴子(「ろう文学」編集&発行人)
    渡辺貴子(「ろう文学」編集&発行人)

    「一日遅れのホワイトクリスマス」

    あなたのことを思って
    眠れないでいる夜
    思わせぶりな態度に
    少しだけ腹が立つけど
    あの日あなたと交わした視線
    心がときめいた想いは
    何ものにも変えられないの

    やめた方がいいなんて
    分かっているけど
    止められないこの想い
    ちょっとだけでも
    あなたを感じたくて
    「今」という時を
    もっと味わいたくて

    胸が張り裂けるこの想い
    ほとぼりが冷めるまで待つ
    なんてそう言うけど
    永遠に来ないように思えるよ

    あなたのことを想い
    あなたからの連絡を待って
    夜を明かすクリスマス

    「今 雪が降っているよ」
    夜明けに届いたあなたのメッセージ
    それだけで私が見える景色は
    真っ白になってきらめく
    一日遅れのホワイトクリスマス

  • 渡辺貴子(「ろう文学」編集&発行人)
    渡辺貴子(「ろう文学」編集&発行人)

    漏れ出るような言い方
    相手のことを口説こう
    と思って言う感じではなく
    心の中で感じたことが溢れ出て
    口に出た、という感じ
    それが感じ取られたから
    印象に残っているのかもしれない
    半年以上経っているけどまだ覚えてる
    私にとってはステキなシーン
    そういうこと経験させてくれたことに感謝
    本当にありがとう

  • 渡辺貴子(「ろう文学」編集&発行人)
    渡辺貴子(「ろう文学」編集&発行人)

    高校の時
    同級生の男性に
    短冊CDのパッケージに
    載っていた歌詞を急に見せられて
    読んでみて、と言われた
    ZARDの「揺れる想い」だった気がする

    私はそれを自分への告白と捉えた
    遠回しに伝えてきているんだと思った
    しばらくして、学校の廊下で
    その同級生に
    「付き合ってもいいよ」と言った
    彼は非常に驚いて
    「何言ってんの?
    あれは歌詞を読んでもらいたかっただけ」
    と言った
    私、早合点した?私、自意識過剰?!
    と恥ずかしくなって
    笑いながらその場を去った

    それからはもしかして、と思っても
    出来るだけ口に出さないようにしている
    卒業したあと、実は、、という感じで
    その同級生も私に好意を持っていたと
    友達伝いに聞いた
    あいつ、後悔してたよって。。。
    だけど、
    思い込みや自意識過剰な所が
    バレた時は恥ずかしかったから
    たとえ本当だったとしても
    気をつけようって教訓にした

    それと同じようなことが
    最近あって
    久しぶりに高校のことを思い出した

  • 渡辺貴子(「ろう文学」編集&発行人)
    渡辺貴子(「ろう文学」編集&発行人)

    枠をギリギリいっぱいに広げて
    その中でどう最大限のことが出来るか
    枠をはみ出さないように気をつけつつも
    その中でどう精一杯生きるか模索する

    私はそれが好きなんだろう

    枠をはみ出して尖った生き方をする
    それに憧れる自分もいるけれど
    それはきっと「私」じゃない
    なろうと思ってなるものでなく
    気づいたらなっていた、
    そういうものなんだと思う

    限られた枠だけど
    それを最大限に広げて
    可能な限り色んなことを経験して
    色んなことを思いながら
    精一杯生きる それが「私」
    そして
    それをここに書き残したいんだと思う

  • 渡辺貴子(「ろう文学」編集&発行人)
    渡辺貴子(「ろう文学」編集&発行人)
    投稿画像

    4月に東京新聞に載った「ろう文学」の記事と全く同じものが5月11日の中日新聞に載ったと先ほど知った。

    東京新聞は中日新聞のグループだと知っていたが、まさか載るとは。。。

    単に中日新聞の空白を埋めるためだったとしても、ろう文学の記事を選んでくださったのはとてもありがたいこと。感謝です。。。

    ろう文学の総編集、頑張って仕上げなくては!!!

  • 渡辺貴子(「ろう文学」編集&発行人)
    渡辺貴子(「ろう文学」編集&発行人)

    負の感情
    やりきれない気持ち
    もやもやした気持ち
    それらをエネルギーにかえて
    さらなるパワーにかえて発揮する

    昔、ある人に聞いたことがある
    なぜ、そんなにパワーがあるんですか?
    その人は「怒り」から来ている
    と言っていた
    怒り?当時の私には分からなかった
    負の感情からそのパワーが出ているのが
    まだ若かった私にはショックで

    でも今なら少しは分かる
    怒り そしてやりきれない思い
    それはとてつもないエネルギーになる
    こういうことか
    自分でもちょっと驚いている
    いいことか悪いことか分からないけど
    今はそれを利用させてもらう
    そうして仕上げていく 絶対に