ikutamaのトーク
トーク情報- ikutama
ikutama 塚本晋也監督コメント
大岡昇平さんの「野火」を映画化するとき、さまざまな資料、書籍を読んだが、そのとき出会った何よりも恐ろしいノンフィクションが『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』だった。アレン・ネルソンさんは、ベトナム戦争で多くの人を殺した。そして戦争後遺症に生涯悩まされ続けた。自分の犯した罪とその後の人生を包み隠さず吐露した本は、いつまでも頭から離れず強烈に自分の心に刻み付けられた。
これがもし映画になったら?と想像すると、今の世の中に絶対必要なことに思えた。戦争がどういうものか。戦争が人をどう変えるか。周囲の人にどういう影響を与えるか。
同時に、そんな恐ろしい考えは持たないようにしよう、と逃げる理由も考えた。
映画化はあまりに難しく、逃げる理由はいくらでも並べることができた。
その物語に近づこうとするたび、人間の暗部がいやというほど浮き彫りになり、苦痛を感じた。しかし、体は、この企画の実現のためにとどまることを忘れ休みなく動き続けた。果たして映画化は困難を極め、作らなければ、でも逃げたい、というせめぎ合う気持ちは7年もの間完成に到るまで続いた。
あちこちで戦火をあげている今の世界。それをますます身近に感じるようになった。これは、アレン・ネルソンというアフリカ系アメリカ人の一人の兵士を描いた真実の物語だ。
今は亡くなってしまったアレンさんを蘇らせ、人々に知ってもらうことが今の世の中にどうしても必要、という考えを捨て去ることができずに、多くの人たちの理解と協力を得て完全なものとして出来上がった。
彼の生きる姿が、皆さんの心に届くことを心から願っています。
https://nelsonsan.jp
塚本監督は別のインタビューでこう答えている。
『殺戮がだんだんエスカレートし、やがて効率的な殺戮を思いつき実行するシーンは絶対に撮らなきゃいけないと思った…その場面が本の中でもっとも陰慘だったからです。』
理由は分かりませんが、この映画は全国公開に至っていません。 ikutama ikutamaikutama ![投稿画像]()
仮面の告白[新潮文庫]三島由紀夫
大蔵省を辞めて作家として最初の書き下ろし長編。三島由紀夫の世界を存分に味わった。
強く美しい肉体に対する憧れ、一般的な幸せを受け入れて満足することを否定し、痛みと自己犠牲を伴う人生に究極の美を見出す。「死」と虚無と向き合う苦しみ、その中で自分の人生を全うする尊さ。
そして、好奇心が秘める可能性と危うさ。『好奇心には道徳がない』という言葉に考えさせられた。
何かを知り、気づいてしまったら、もう後戻りできない。それを背負って前へ進むしかない。自意識を極端に研ぎ澄ましていく人生。個体の掟で生き通す覚悟。
誰でも本物の文章に触れることができる。本の魅力を存分に味わった。- ikutama
ikutama 今日は一日、このご投稿のことを考えていました。『真心がない』
自分に真心はあるか?真心を込めたか?
最近、何かに向かうために苦しくなったとき、「善良、誠実、正直、真心」と何度も呟きます。自分がどう生き、他者とどう関わり、どう行動するのか。
「真心」
本気で相手を想い、その人のために尽くしたか。細部や見えない部分はどうか。始めから最後まで集中できたか。『至誠にして動かざる者は、未だこれあらざるなり』
果てしないゴールを想像して、初めてそのスタートを切れる。
ゴールして初めてその心が証明される。
46歳。孔子の『朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり』という言葉の重みが増す。
遅すぎることはない。 - ikutama
ikutama 西村さん(にしたんクリニック)といえば、昨年の秋に教えていただいたこのCMがずっと心に残っています。
驚きと感動があり、記憶に残るCM。
人の気持ちを明るくするこの作品は、宣伝を超えたエンターテイメントです。
https://youtu.be/clLE7_55ahQ?si=OIwozc1e0VAQENTL - ikutama
ikutama 「歩き方が堂々としていない」
先日、妻からそう言われました。
ジョギングをしながら、そのことを考えました。
過去を振り返って、「胸を張った」と感じた瞬間は2つあります。
「体育祭の団長を終えた瞬間」
「業務を担当して3年目で、4時間の職員研修を引き受け、やり遂げたとき」
どちらも、自分には身に余る仕事を引き受け、それを果たした瞬間でした。
私は今日、身に余ることを引き受けられるか。
また、堂々と歩ける瞬間を、自分の力でつくれるか。
自分の「真面目」を、どこに向けるのか。
今までの自分にはできなかった約束をする。
できなかったことに挑む。
できなかった選択をする。
新しい自分を感じる瞬間をつくる。
今日も生きていることに感謝して、様々なことに挑戦してみます。

