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黒田倫史

モロッコ0―0スペイン。PK戦でモロッコが8強。モロッコは強固なディフェンスに加えて、マイボールになった時の速攻の精度がかなり高かったです。スペースなくてもキープしてパス&ゴーをきちんと実践し、簡単には失いません。結局最後までその破壊力が怖くて、スペインはある程度しか攻められませんでした。保持して回して綻びを探してそこを突くスペインのやり方は、現代サッカーではきちんと引いて前線からプレスを続けられるチームには通用しないようです。モロッコの個々の能力は、ほとんどが欧州ビッグクラブ所属であることからかなり高いです。そして高次元で融合しています。スペインの方がボール支配率は高かったですが、決定機はモロッコもありました。それにしても数的不利な状況もすぐに打開するモロッコの攻撃は脅威でした。スペインのルイス・エンリケ監督はPKで日本が負けたときには運ではなく実力と言ってました。スペインは1本も入りませんでした。やはりPKには実力だけでない運の要素もあると僕は思います。モロッコは8強に相応しいチームです。

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