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橋場日月
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日曜にclubhouseを拝聴してから随時「日曜はダメよ」のDVDを探していたのだけれど、どうしても出て来ない。メリナ•メルクーリが演じた主人公のイリヤと相手役•ホーマーとは、叙事詩『イリヤス』とその作者ホメロスを指しているとか、ギリシャ人の価値観を無視するホーマーにギリシャ神話を我流で解釈するイリヤという皮肉の重奏なんかを確認して語りたかったのだが、記憶だけでは自信が無いのであきらめる。 無念やるかたなし。 というわけで、お題についてだが、僕の仕事などは曜日関係なく画面を見つめるか書籍を凝視しながらキーボードを叩き、たまに現地取材に行く程度のものなので、 「何曜もナシよ」 としか言えないのである。曜日の感覚がない職業病。 モデレーターの皆様、ありがとうございました。

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橋場日月のトーク
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  • 橋場日月
    橋場日月

    で、その松葉屋。
    幕府公認の遊里・吉原に対し、非公認の遊里は「岡場所」と呼ばれたが、そのうち深川は「辰巳芸者」で知られる殷賑ぶりだった。
    「富岡深川草」はだいたい「べらぼう」と同時代の深川ガイドブックで、その中にこれも「松葉屋」がある。こちらは遊女屋ではなく茶屋(遊女を呼び出して客と遊ばせる)だが、筆頭の規模を誇ったらしい。
    吉原の松葉屋は郭内にいくつも支店(分家?のれん分け?)を持っていたが、この深川の松葉屋もそれだろうか。
    だとすれば、気軽に遊べる岡場所に押されがちだった吉原の経営者が、リスク分散のために深川にも拠点を構えた、とも考えられる。
    ドラマの松葉屋半左衛門さんは茶々なるニャンコにうつつをぬかしておられたが、実際はとんでもない戦略家だったのかも。

  • 橋場日月
    橋場日月

    書き足しとくと、松葉屋は小芝風花さん演じる花の井(のちの5代目瀬川)が属する遊女屋である。

  • 橋場日月
    橋場日月

    「べらぼう」第一回では蔦重が大きい桶の中に閉じ込められる折檻を受けていたが、これは「桶伏(おけぶせ)」と呼ばれる私刑で、吉原で支払いが滞った客を責める方法だった。
    ただし蔦重の時代より1世紀も前に絶えたと考えられているので、まだ移転前の元吉原末期までかも知れない。
    つまりこれはドラマの創作なのだが、うまく挿入したものだ。

  • 橋場日月
    橋場日月
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    桶伏に処されている男、髪が乱れもみあげも伸びて、いかにも放蕩かつ金払いが悪い半端者っぽくて良い。

  • 橋場日月
    橋場日月

    それでは、桶伏仕置きが無くなったのは見せしめ効果による無銭飲食の絶滅によるものやだろうかというと、そうではない。

  • 橋場日月
    橋場日月

    早い時期に「桶伏」が消滅したのは、何日も懲罰しても肝心の回収にはつながらない、回収できるまでのタイパが悪い、という至極ごもっともな理由からだったろう。