ログイン
詳細
木内(きゅーちゃん)

永野芽郁さん演じる「優子」の芯がありながらもしなやかに生きる姿を見ると最後のシーンにあるように全ての人に希望を与える本当に素敵な女性だと思った。悲観することなく、幼い頃から自らの手で選択し、自分の人生を全うするとても強く優しい女性でした。 笑顔を絶やさない優子が涙する度にこちらも泣かずにはいられなかった。 永野芽郁さんで良かった。永野芽郁さんしか考えられない。 「宮森さん」の人生の変遷も僕は好きだ。最後に優子に放った「役割をもらえた」という一言で涙が止まらなかった。使命を果たすべく生きる姿は、あの日、バトンを落とした時から待っていたかのようだった。肯定し続けた宮森さんが拒んだシーンはまさにバトンを繋ぐための否定だと感じると、血の繋がらない父と娘の絆と真剣さが伺えた。 石原さとみさんだから成立したと言っても過言ではない「梨花」のキャラクターは観始めた時と観終わった後では印象が何もかも違う。大胆で派手好きな梨花の裏にある気持ちに思いを馳せると今も涙が止まらない。血の繋がらない梨花と優子。血縁なんて関係ないほど深い愛情を持った梨花は母であった。桜並木の景色を見ながら梨花は何を思っただろうか。懸命に命のバトンを繋いだ梨花は今も泣くことなく笑っているだろうか。喜んでいるだろうか。幸せな気持ちでいるだろうか。 岡田健史さんが演じた「早瀬くん」が交わり、優子のバトンが駆け巡る時間がとても尊かった。 泉ヶ原さん(市村正親さん)の懐の深さ、水戸さん(大森南朋さん)の優子を思う気持ちの偉大さが心に沁み入る。 優子が卒業式に弾いた「旅立ちの日に」もとても素敵だった。歌詞も物語にリンクする。観てきたシーンを思い出すだけで泣けてくる。本当に良い映画だった。登場した全ての人たちを抱きしめたい。

前へ次へ
日記とリトーク
トーク情報