“並ばずに入店”で批判殺到 一蘭が台湾へ
6/15(木) 19:36配信
“並ばずに入店”で批判殺到 一蘭が台湾へ
(c) Nippon News Network(NNN)
国内外に70店舗を展開するとんこつラーメンのチェーン店が、台湾に初めて出店し、15日にオープンを迎えた。長い行列ができるなど早くも人気となっているが、並ばずに店に入ることができる“あるシステム”をめぐり、騒動も起こっている。
■台湾の最大都市「台北」で15日、日本のラーメンチェーン「一蘭」がオープンした。雨模様にもかかわらず、オープン前には250人ほどの行列ができていた。
■実は台湾では、日本のラーメンが大人気になっている。台北には日本の有名チェーンが相次いで進出し、地元の人の支持を集め、次々と店舗を増やしている。
■こうしたラーメン人気を背景に新たに参入した「一蘭」。しかし、「ファストエントリー」というサービスの導入を巡り、批判が起きている。
■ファストエントリーとは、お土産の商品などを購入すると、列に並ばずに入店できるサービスで、導入している日本の店舗では、1万円分の持ち帰り用のラーメンなどを購入すると、列に並ばず1人が入店できるようになっている。
■このサービスは、時間のない外国人観光客などが利用することがあるという。
■一蘭は、台湾でもこのファストエントリーのサービスを取り入れたが、価格は日本の倍となる約2万2000円の商品購入を条件とした。
■すると、ネットでは「(この値段なら)じゃ日本に食べに行こうか~」「金(きん)が入ってるからこんなに高いんですか」と、2万2000円という価格が高すぎると批判が殺到した。街の人は―
■「皆並んでいるのに、使う金額によって並ばないのはおかしい」「6000元は高すぎる。買う人はいないでしょう」
■一蘭側は、台湾の店では2人が入店できるため約2万2000円に設定したとして、1人分の価格に換算すれば日本とほぼ同じであると説明した。
■しかし、台湾で有名な大学教授が不買を呼びかけたこともあり騒動は拡大。一蘭側は釈明会見を開く事態になった。
■一蘭・海外広報者は「物販を日本でたくさん購入される方がいらっしゃったので、その方たちになにか特典をと考えたのがファストエントリーです」「そのファストエントリーがたくさん、普通の行列よりも長くなるとその特典がなくなってしまうので、あえて高く設定しております」と、ファストエントリーの趣旨がきちんと伝わっていなかったと釈明した。
■騒動の中オープンを迎えた一蘭・台北店。日本テレビが取材している最中もファストエントリーを利用したお客さんがいた。
■「1万7000元(日本円で6万円分ぐらい)買いました」「(高すぎると思わない?)そんなことないです」
■一蘭は、ファストエントリーについて、今後、台湾の情勢や文化を参考にして価格を検討していきたいとしている。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170615-00000084-nnn-int
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