ログイン
詳細
ヤスナガ

続き  今年の4月11日には、加山雄三の80歳の誕生会が都内「ブルーノート東京」を貸し切ってシークレットで行われ、桑田夫婦仲むつまじい姿が見られた。その会の発起人は山下達郎、竹内まりや夫妻と桑田佳祐、原由子夫妻。加山さんに縁のある人、近親者のみが参加したパーティーだったのだが、加山雄三さんのコーラスを桑田と原が担当したり、デュエット曲を披露したりしている。 ◆がん闘病以来、原由子がガッチリ健康管理 「桑田さんはステージやラジオなどでは、よく下ネタを連発していますが、実際の夫婦仲はいいと聞いています。2010年に食道がんで入院した際は、原由子さんがずっと献身的に尽くしていたため、回復してからというもの、感謝はもちろん、頭が上がらない状態が続いていると聞いています」(音楽関係者)  2013年に出版された原由子の著書『あじわい夕日新聞~夢をアリガトウ~』(朝日新聞出版)のあとがきには、桑田佳祐のコメントが掲載されている。 「彼女はずっと僕のことをフォローしてくれて、とても有難かったし、時には“申し訳ないなぁ”という想いもあった(中略)僕の面倒をみるだけで体力的にもキツかっただろう。でも彼女は“痛いの痒いの”をあまり言わない方なので」とある。  原も著書の中で、手術後初めて声を出した、歩いた、ご飯を食べた、歌ったとか、そんな事一つ一つが感動だったと書いている。桑田の体調に常に目を配り、また、病気後初の桑田のソロツアー(2012年)では「自称・雑用係」として、同行していたのだ。 ◆音楽制作のスタイルにも変化が?  桑田佳祐のソロアルバムは、サザンのアルバムと違ってメンバーがいない分、桑田自身が全役割を背負って細部にまでこだわって制作していた。 「でも、今回の『がらくた』は信頼している3人の音楽仲間たち(アレンジャー片山敦夫氏、エンジニア中山佳敬氏、マニュピレーター角谷仁宣氏)に任せるところは任せるという、分業スタイルをとっているとのことです。完璧主義者の桑田さんからすると、今まででは考えられないことでしょう。  スタジオにこもる時間を、今は健康維持のため、体を動かすことに時間を割いていると聞いております」(音楽関係者)  やはり病気を経て、原による体調管理下で音楽制作をするようになったようだ。  ニューアルバムには、NHK朝ドラ『ひよっ子』の主題歌「若い広場」も収録されている。楽曲発表時にはNHK上田会長が「曲は気に入っている」としながらも、「歌詞が聴き取りにくい」「意味不明」と批判した。当初はツイッターでも「歌詞が聞き取れない」「何言ってるかわからない」といった声が相次いだが、今ではそのようなコメントはない。  桑田佳祐は「今の時代は音楽業界も芸能界も政界も、ちょっとでも隙を見せると世間に晒されてしまう時代でビクビクしながら生活している。若い人はそれだと大人に夢を持てないし、夢も見ない。それが寂しいから、自分が昔から聴いて来たものを、新しく整えて提示した」といった主旨のことを雑誌『pen』9月1日号で語っていたが、今回の曲が様々な世代に受け入れられていることを素直に喜んでいるだろう。  ちなみに、長男の桑田祐宜(ゆうき)も音楽活動をしているが、がんになる前の桑田佳祐は“厳しい世界だから”と反対していたそう。病気の後は、“やはり好きなことをやるのが良いのでは”という考えに変わって、応援しているという。  がんを経験し、還暦もすぎた桑田佳祐は、公私ともに変わってきたということか。 <TEXT/女子SPA!編集部> https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170823-00746664-jspa-life

前へ次へ
ヤスナガのトーク活動再開
トーク情報