普通売が福岡でっちゃんズより下の順位になるのは当たり前だなと思う。
得失点差ルールの是非はともかく、そのルールに合わせた勝ち方を、大事な試合でそれに適応した勝ち方が出来たということ。それが出来るチームが強いチーム。
先日は「あと1球」からの逆転勝ち、昨日は終盤3イニングで9得点で快勝、投手も好投している。
「優勝のノウハウ」がしっかりとチームにあるからああいう勝ち方が出来る。
弱売では到底無理。どの主軸も得点圏に走者を置いて何度凡退したんだ。
それに加えて今年は横浜が強い。横浜は交流戦優勝の実績は確かにないけどそれは実質弱売も同じ。今の選手で交流戦優勝に貢献した選手は精々勇人さまくらいだろ。あとは入団もしていないような選手ばかり。
横浜も弱売も同じようなものだったわけだけど結局横浜は交流戦優勝がかかった2試合でしっかりと結果を残した。
弱売は交流戦優勝がかかった2試合で脆さを露呈した。
2019年の交流戦も優勝がかかった一戦でエースが2回でKOされるという醜態を晒している。
この2試合の差はたった2試合の差ではないと思う。
肝心なところで何が出来るのか、どう勝てるのかが魅せるプロだろ。
この2試合防御率1点台の相手エースをも打ち、力を出した横浜、この2試合で防御率5点台の過去のエースに0行進を重ね醜態を晒した弱売、その差は半永久的に埋まらない身体能力以外の勝負強さの差とも言える。
とりあえず役に立たない戦犯が主力とかいってのさばってる間は勝てない。世代交代して本物の強さを身に着けてからじゃないと無理だろうね。
出さなければいけないところで力を出せないのなら力がないのと変わらない。横浜の選手はその力があり弱売の選手にはその力がない。従って力がない選手が主力としてのさばってる以上は横浜にもソフトバンクにも勝てるわけがない。そんな主力を脅かす若手はようやく芽が出て来たばかり。
本来ならば中間層が中心にいないといけないのにドラフトが壊滅していた時期のツケを受け中間層が存在しない。
交流戦最後の2敗はただの2敗では済まされない。
この2敗で何もかもを台無しにしてる。
チームとして根本的な在り方が問われる。
弱売というのは例えば「模擬試験でいい結果を残し続ける」受験生が「第一志望の受験日に寝不足とプレッシャーで力を発揮出来ず不合格になる」ようなもの。
模擬試験でいい点数を取るのは目的ではなく目的を達成するための能力を測る指標でしかない。
本番で力を発揮出来ない戦力などフォローのしようもない。
しかしそれが人間力。
実際にそういう人だっているだろ。
人間は肝心な時に何が出来るのかが問われる。プロならばもっと当然。大きな仕事になればなるほどその瞬間に成功できるかどうかが問われている。
弱売の選手は何も出来なかった。
いつだってそうだ。
そしてここまで積み重ねてきたものを全て台無しにした。残ったのは課題だけ、収穫は欠片もない。
原辰徳は収穫があったとか言ってるけどあんなのリップサービスに過ぎないし本気でそう言ってるのなら散々今までも言って来ているけど巨人ブランドの通用しなくなったこの時代に勝てる監督としての能力はない。
あり得ないほど低い得点圏打率と伏兵に被弾。これで何もかもが台無し。
もっと言えば金曜日から5連敗しても交流戦最後の2試合は勝って優勝しなければ行けなかった。
交流戦優勝は記録にも残るし選手の成功体験にもなる。
でも2位のチームのことなど来年になれば誰も覚えていない。
実際に去年の交流戦2位と3位がどこだったのかなんて贔屓球団ファン以外調べなきゃ誰も即答出来ないだろ。
そういう2試合で脆くも崩れる、それが弱売の現在地だし高額所得者の限界点。
主力の世代交代が終わらないと勝てるチームにはなりようがないことがよくわかった。
昔の強かった時はこういうゲームはしっかり勝てたわけだけどそんな話も歴史の一つに埋もれてしまった。
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