今回の一連を まずは分かりやすく、簡単に言ってしまえば、 アイドルの「アイドル性が薄れてきている」ということ。そして個人的にはそれが「すごくさみしい」ということです。 集約した良い例があります。例えば何かのメディアのアイドル特集なんかのワンシーン 「The アイドル」みたいな正統派/典型→「あ〜可愛いね〜はい次」 「アイドルらしからぬ側面を持った」子/グル →「え、なになに！？ほんと！？その話聞かせてよ〜😏」 これ。なんか見たことあるなって感じた人も少なくないはずです。 バラエティではある程度は仕方ないかもだけど 数が増えすぎたが故のアイドルカルチャーの重過失だと私は思ってます。 この結果、注目を浴びるためにより過激な、ゲスい話をねじ込む子や、もはやそういうコンセプトのグルが乱立 アイドルって何？どこまでがアイドル？みたいな事態へ。 「注目を浴びたい」以外の理由で わざわざ「アイドル」という括りを使った上で「アイドルらしからぬ」悪い身の削り方をした話をする 理由があるのであれば教えていただきたく これは正当化され得ないことだと思ってるんですね。 特に地下では、その風潮が あまりにもフェス出場とかが難しくなり 正統派の市場が厳しくなった「戦国時代」と呼ばれる頃から起こり始め 結果、アイドルに興味ない人から 知名度の高くないアイドルでも 「あんなこと/こんなことしてるアイドルがいるんだって」的な流れで話題にしてもらえると、 悪目立ちとも取れる方法で、 あまりにも厳しいストレートの世界を避けて、世間での知名度を獲得できると浸透してしまった。 先に補足としても述べたが、直後には「コンセプトアイドル」隆盛時代と言われる時代がこのカルチャーに起こり始める。 何かしらの「特徴」がないと大衆から注目を浴びれないという時代だ。 大手の名を冠したグルや巨大組織を構えるグル以外はその世間的な注目がかなり冷え込んだことから 「低迷期」と呼ばれることも少なくない。 こうした状況に追い込まれた運営陣、アイドル側は インパクトの強い売り出し方として苦悩した結果、 過激な「アイドルらしからぬ一面」で押し出すやり方が浸透。 まさに「指原ブーム」も例に漏れない というか、そこからとも言える「炎上芸」 昔から「炎上」を利用することで跳ねることは各業界で見られたが、ここまで普及し、巧みに また炎上なのかどうなのかわからないラインをついて売り出していくスタンスはおそらくここで生まれたと言っていい。