さて、影を潜めていた「The 正統派」。 おそらくこれを背負って出てブームを引き起こしたのが「乃木坂」だろう。 のちに欅坂も派生し、「坂道グル」と括られる彼女らはこうした個性争いの過激化する 「何がアイドルなの？」的な状況に対するアンチテーゼを投げかける。 その揃ったコンセプトと「純潔なアイドル性」に新鮮さを感じた多くの人が興味を持ち、比較的これまでの過激化傾向ではターゲットとされにくかった若年層にも話題が広がり一大ムーブメントを起こす。 しかしその裏では さらに対抗できない組織となった多数の小規模グルや個人が より強い個性やインパクトを打ち出すことでメディアの枠を取ろうとする謎の激化が発生 結果として、もう、別物なの。だから、「何がアイドルなの？」ってなるのもごく自然で あまりにも組織として、動き方として違ってきた。 タレントや、芸人というくくりに非常に近い動きをする「名前はアイドル」が増えたということ。 「アイドルはアイドル」だったのはもう昔。 「地下アイドル」「一流アイドル」もうそんな雑な括りでは到底括りきれないほど多様性を極めている。 これが言いたかったこと。 良いんだけどさ、括らないで なんなら最悪勝手に括られるぶんには仕方ないかもだけど 名乗らないでよ でも、それに該当する言葉がまだない 「アイドルなのかなんなのか分からん人たち」 に何かしらの名詞を作らないといけないんだとおもう。 だから無性に苦しむ子も悩む子もいるんだって、そうおもう。 いいじゃん、「エンターテイナー」で。 過激派が乱立しすぎたせいで、 髪の毛青とかに染めてたり、平気で異性間交際の話とかしだしたりする子が増えたせいで 「地下にはそういうタイプのアイドルも多いよね」的な世間の認識になって 同じく「アイドル」と括られることが辛い。 ファンなのかアンチなのか分からん人が特定のグルの特定の子に「アイドル向いてない」って 良く言うよね でもさ、アイドルがアイドルじゃないんだもん 「アイドルはアイドルだった」んだもん もう何が正解かなんて分からない 売れることが優先なのか、美学を守るのか、ファンを信じるのか裏切ることをネタにするのか そりゃ「アイドル」だけで一括りにできない以上 当然、正解も人それぞれ違う時代だから。 まぁそんなところです