もし自分がM&Aで自社を買ったら?という仮定からの気づき(思考メモ)
会社を外から見たとき、何から手をつけるか。リスクの洗い出しから入り、優先順位をつけて、構造改革にメスを入れる。うちの売上100億円のほとんどはストック型。新規売上の創出は難易度が高い一方で、すぐに崩れることもない。つまり、時間的猶予がある。だからこそ、今このタイミングでしかできない構造改革に着手すべきだと感じた。中でも最大の機会損失は、思考力のある人材(シンキングワーカー)にルーティンをやらせてしまっていること。さらに言えば、そうした人材を偶然ではなく必然で採用し、活躍させ続ける仕組み、それをつくれる人事組織に、もっと資金と意志決定を集中すべきだとも思ったし思考する人が、思考しなくていい仕事に時間を奪われる。その見えないコストが、実は一番大きな未来のロス(リスク)になる。だからこそ、自分が担っていた業務を誰かに手放させる仕組みを整え、その分を新しい挑戦に再分配していく。これが、次の100億をつくる経営の土台になる。
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