今回の出張には、何度か読んできた前田裕二・著「メモの魔力」を持参。読めば読むほど、前田さんの頭脳明晰なところ、圧倒的な分析力と説得力、圧倒的努力を続ける意志の強さ、ブレない真心が伝わってくる。「メモ」が持つ力を余すところなく見事に書ききった稀代の名著だ。世界的に有名なコンサルティングファーム出身の方々が書いたロジカルシンキングに纏わるいくつかの本も素晴らしいが、「メモの魔力」には次元の違う魅力がある。第一に、著者である前田裕二さんご自身の圧倒的な魅力だ。「人生の勝算」で感じた前田さんのストーリーには猛烈に感動した。そのストーリーは、しっかりと本書にも乗っかっている。第二に、本の内容の分かりやすさとメモの効果についての説得力。前田さんが圧倒的熱量を込めて言語化して下さっているのが伝わってくるし、優しい語り口ながらも熱さが心にクッキリと伝導してくるから説得力が半端じゃないのだ。第三は、読者への愛情を感じるところ。「自分に関わる方への愛情」というものがあるのではないだろうか。上手く言語化出来ず恥ずかしいのだが、前田さんの文章の端々に愛情を感じる。
「メモの魔力」、読まねば絶対に損します。素晴らしい本です!
#前田裕二 #メモの魔力 #幻冬舎
https://www.gentosha.co.jp/book/b12184.html
中川のトーク
トーク情報中川 剛 中川 剛中川 剛 2024.12.15記
小松成美・著「熱狂宣言2」(コロナ激闘編)
(幻冬舎)
壮絶な激闘の軌跡。
こう書くのが適切だろうか。
分からない。
どんな言葉が感想として相応しいだろうか。
読んでいて途中、何度か涙が込み上げてきた。
薄っぺらい格闘などでは全くない。
「生き抜くのだ」という松村厚久さんの切実な、あまりにも切実な気迫と覚悟が強烈に迸る激闘の軌跡だった。
《熱狂》
見城さんのご著書のタイトルにもあるこの2文字を体現する松村厚久さんの圧倒的な生き様が小松成美さんの見事な取材力と筆力で浮かび上がってくる。
と同時に、私自身の弱さが実に情けなくて堪らなくなる。「自分は何をやっているのか?」と思わざるを得ない。想像を絶する地獄の様な日々、絶体絶命のピンチにあっても、絶対に心折れない松村さんの強靭な魂に震撼するしかなった。松村さんを支える方々も含めて、本当に凄い。「お前はどうするのか?」と強烈に問われた。
そして、大変に印象的で、かつ、恐縮ですがとても共感する言葉がありました。
松村さんの
「見城さんは、他者を思いやる天才です」
というお言葉です。
本書には、見城さんが沢山ご登場されます。どのエピソードにも、見城さんの深い真心が滲んでいます。松村さんと見城さんの関係性に心打たれまくりました。感動しかありませんでした。有難うございました。