ちゅーそんのトーク
トーク情報- ちゅーそん
ちゅーそん 「気をつけて帰ってね」、「お気をつけて」
別れ際に必ず言う言葉。
使い始めは高校1年の頃。
まさや。
綺麗な金髪のロン毛。同じクラスで彼はヤンキーの1人。
私はテニス部に所属している部活マン。
ヤンキーと部活マンが接点をもつとなると、それは文化祭のクラスの打ち上げくらい。
うちの高校恒例で、打ち上げは江ノ島のカラオケ屋マンボー。そのあとは海岸でロケット花火。補導されないように上手く遊ぶ。
まさやは歌が上手い。彼から聞いた曲は尾崎豊の[シェリー][卒業]。そこで初めて尾崎豊を知った。まさやの歌う尾崎豊でその曲を覚えた。
まさやは私に優しかった。彼らはバイクで来ていたので、別れ際に鵠沼海岸駅に向かうときに、まさやから「気をつけて帰れよ」と言われた。
それはとても格好良く、そして嬉しかった。強烈に印象に残った。ギャップがそうさせたのかもしれないし、他の友達からは聞いたことがなかったからかもしれない。
まさやはそれからもとてもいい奴でたまに話をする仲になった。
だからか、私も気づくと「気をつけて帰ってね」と言うようになっていた。
いまも必ずこの言葉を使う。
そしてたまに彼を思い出す。 - ちゅーそん
ちゅーそん 組織でポジションを得ることが目的となる。
会社の不満を口に出す。
型にハマる。計画的に着地を狙う。
それはもう社内政治家であって、会社というプールで泳ぐヒラメでしかない。
高みを目指す。
無理を押し通す。
会社を変える気持ち。
常に挑戦者。
私にいま足りないのは、あの若かりし頃の勢いだ。
歳を重ねると体力は劣る、守りに入る気持ちも出るだろう。居心地というものも手に入れられるかもしれない。
異端児。そこまでは突出しなくても、いつまでも現役、現場でお客様を肌で感じられる距離感を大切にして、まだやれるんだという気持ち。
ブレーキは家に置いていこう。
ヒリヒリする緊張感。誰もがわかり得る結果のその向こう。未知の領域へ。
さあ、今日も破天荒な1日を。 - ちゅーそん
ちゅーそん 石原慎太郎著
[太陽の季節]、[灰色の教室]、[処刑の部屋]を再読。
処刑の部屋の冒頭の一説。
抵抗だ、責任だ、モラルだと、他の奴らは勝手な御託を言うけれども、俺はそんなことは知っちゃいない。本当に自分のやりたいことをやるだけで精一杯だ。
破滅の一途を辿るように私にはとれる竜哉、克己の行動は、読んでいる私からすると痛快で、エネルギーの塊を目の当たりにしているようで、今という一瞬を生きているのを実感できる。抗う、自分のやりたいことを貫く、貫いた先の代償を受け入れる。諦めの良さ。負け方。歳を重ねたいまの私には眩しく見える。
個体の掟を知る旅。
これからも石原慎太郎さんの文章を読み続けたい。