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あゝ、荒野の
謎のラスト、死亡診断書の意味が
やはり不明
千冊回峰行中!
トーク情報- 吉田真悟
吉田真悟 No.733
『八日目の蝉』角田光代著
(2007/3/25 中央公論新社)
2024/05/14
(Amazon Audibleで3/19視聴)
不倫相手の子供を衝動的に盗み出し、数年も連れ回す主人公に徐々に情が移っていくが、いつ捕まるのかと緊張感がずっと続いた。
母親ごっごに付き合わされるが、決して不快ではない。子を守る母親として主人公の「希和子」になりきり、行く先々で世話してくれる他人の人情に触れ、逃亡生活をハラハラしながら追っかけて、最後は誘拐が発覚して捕まってしまい一旦ホットするも、今度は「薫」(子供)の目線でその後の第二章が始まる。希和子と同じような不倫をしてしまう薫に、またかといった諦めを感じる。
希和子と薫の最後のすれ違いについても、やきもきしつつ諦めてしまう。
そこで出会ったなら、お互いを十分に理解できただろうかな? - 吉田真悟
吉田真悟 No.734
『キングスマン ファースト・エージェント』
『キングスマン』
『キングスマン ゴールデン・サークル』
3作品、3/20に観覧終了(Amazon Prime Video)
本気で作った紳士の国の映画だった。
何度も観たが、痛快で面白い。金をかけているのがよくわかる。
そして人が簡単に死ぬため罪悪感がない。そこが良い。
「ファーストエージェント」
1914年当時(どこまでが本当か私にはわからないが)
凶悪な「羊飼い」との死闘を終えたオックスフォード公が、
英国国王ジョージ5世の協力の下、高級テーラー内に国家権力から独立した諜報機関「Kingsman」を作る話。
・イギリス国王のジョージ5世、ドイツ皇帝のヴィルヘルム2世、ロシア皇帝のニコライ2世がいとこ同士だったとは知らなかった。
・「羊飼い」を名乗る謎の男が世界を混乱させるべく秘密会議を開いていたが、ロシアの怪僧ラスプーチン、女スパイマタ・ハリ、ロシアの革命家レーニンといったそうそうたる歴史上の人物が登場する。後に世界を震撼させるキーパーソンたち。なのでなかなか、スケールの大きい時代がかったスパイアクション映画となっている。
「キングスマン」
キングスマンのメンバーの一人が冒頭で死んでしまい、その後任を危険な試験で選抜する。かつて自分の父がメンバーだったエグジーがもう一人の女性と選ばれるが、スマホを使い世界中を暴力的に洗脳する悪と戦うといった超アクション大作である。杖や傘などの独特の武器や防御アイテムが面白い。エグジーの成長と義理の父親との対決に鳥肌がたった。少年が一人前の大人にいきなりなってしまい、まぶしいのである。
「ゴールデン・サークル」
麻薬密売組織ゴールデン・サークルの女ボスとの闘いがメインのストーリィ。
麻薬に仕込んだ毒物により世界中がパニックになるが、すんでところで解毒剤を手に入れて世界を救うというお話。
米国諜報組織ステイツマンとキングスマンの関係(バーボンやテキーラって太陽に吠えろか?)が近いのか遠いのかいまいちわからなかった。親しい仲間の死がさらっとしていて心に沁みた。
新作が出たら必ず観るよ。 - 吉田真悟
吉田真悟 No.739
『読書という荒野』
見城徹著
(2020/04/03 幻冬舎文庫)
2024/07/02 (Amazon Audibleで3/25に視聴)
読んだはずなのに覚えていないことだらけで愕然とする。見城先生のお祖父様は森鴎外の友人で高名な医者だったそうだ。今更知る驚愕の事実。多分忘れただけなのだが。
いったん読むと、とんでもなく読みたい本が増えてしまう。いや、前回もピックアップしたはずだが、怠慢である。『罪と罰』、『邪宗門』から読んでみるか。
そうすると『仮面の告白』、『豊穣の海』、『金閣寺』などはいつになったら読めるのだろうかな。細かく読書計画を立てなくてはならないなぁ。早く読めよ自分!
読書が荒野になる日まで精進しよう