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吉田真悟
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No.653 『おやすみラフマニノフ』  中山七里著 (2011/09/20 宝島社文庫) 2022/12/13 前作ほどでは無いが、またもや最後のどんでん返しに唸ってしまった。 プロの音楽家並みに楽器や大学の内情にまで詳しいのはなぜだろう。 中山さんが歳をとった人に言わせる台詞がグサグサ刺さり説教受けたいとまで思ってしまう。 名言の宝庫だから、音楽ミステリーというよりも、人生訓として読んでしまう。 登場した曲は一通り聴きながら読んでいるが意味の2割も分からなかった。 岬洋介シリーズは読破したいな。 【登場人物】 城戸晶:愛知音大ヴィルトゥオーソ科4年。ソリスト 柘植初音: 愛知音大、チェリスト 柘植彰良: 愛知音大学長、ピアニスト、初音の祖父 柘植良平:初音の父 入間裕人: 愛知音大、ソリスト 岬洋介:ピアニスト、大学の講師 下諏訪美鈴: 愛知音大、器楽科、ピアニスト 【調べた言葉】 ソルフェージュ(フランス語: solfège)とは西洋音楽の学習において楽譜を読むことを中心とした基礎訓練のことである。 アンサンブル(仏: ensemble)は、音楽用語で2人以上が同時に演奏すること。 合奏、重奏、合唱、重唱の意味、あるいはそれらの団体の意味にも用いられる。一般的に、オーケストラ(管弦楽団)は規定の楽器編成を満たした大人数の演奏団体(50人から100人前後)を意味するため、これに含まれない室内楽の演奏団体をアンサンブルと呼ぶことが多い。 https://youtu.be/7lL6Ufyv8uw https://youtu.be/7axMQQJyHco https://youtu.be/N3YKSVHWNpw

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  • 吉田真悟
    吉田真悟
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    最後の「十万年の西風」はショックな内容だったが、それ以外の短編はとても良かった。
    必ずといって、人生の岐路に立つ上手くいってない人が登場し、共感を覚え、最後はふんわかした気持ちにさせてくれる。
    科学的知識欲も満たされてね。

    是非読んで欲しいなぁ。

  • 吉田真悟
    吉田真悟

    【 中山祐次郎著、
    泣くな研修医シリーズ】応援メモ

    ① 『泣くな研修医』
    → 主人公:雨野隆治の泣きたくなる様な研修医期間(半年間)の悪戦苦闘

    ② 『逃げるな新人外科医』
    → 3年目、後期研修医期間。医師としての覚悟が固まりつつある時期

    ③ 『走れ外科医 』
    → 医師5年目、やっと逞しくなってきたころ

    ④ 『やめるな外科医』
    → 医師6年目、やらかして悩む

    ⑤ 『悩め医学生』
    → 医学部に入学してから国家試験に合格するまでの6年間

    ⑥『外科医、島へ』
    → 医師7年目にして半年間だけ離島に赴任した話し

    ⑦『迷うな女性外科医』
    →雨野の先輩、クールビューティー佐藤玲医師のスピンオフ物語

    ⑧『メスを置け』
    →外科医9年目、33歳になった隆治が友人の死を機に震災後の福島の病院長として赴任した半年間の奮闘

    番外『クリスマスイブの死亡診断』(短編集『謎解き診察室、本日も異状あり』に収録)
    → 雨野の後輩医師、西桜寺凛子のスピンオフ。ホラー?

  • 吉田真悟
    吉田真悟
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    8年前の2013年の本なんだが古さを感じないかった。なにせ地球の太古代(およそ35億年前)の火星からの隕石をめぐるサイエンスミステリーだからだ。今の作風よりはだいぶ刺激的でこちらも大変面白かった。

    深みのある登場人物、大どんでん返しのストーリー、科学的リアリティ、研究者の苦悩などとても読み応えがあるのだが、ちとレベルが高すぎてついていけなかったので暫くしたらまた読み直そう。

  • 吉田真悟
    吉田真悟

    伊与原新さんの最新作、『翠雨の人』も面白そうなんだが、我が街の図書館でも人気が高くて数ヶ月先になりそうだ。

    この頃、幻冬舎以外の本は図書館で調達します。😄本棚がパンパンなのよ

  • 吉田真悟
    吉田真悟
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    『救いたくない命』
    俺たちはかみじゃない2
    中山祐次郎著

    誰も彼も薮さんの分身なんだろうけれど、雨野隆治とは一味違うが同類に思える剣崎啓介、誰もが好きになるであろう人としても出来過ぎな松島直武のバディ関係かすこぶる良いねぇ。阿吽の呼吸に惚れ惚れする。

    詳細に描く医療現場の緊迫感は薮さんの真骨頂だよね。リアル過ぎて読んでいて胃が痛くなった。

    そして『泣くな研修医』シリーズもだけど、出てくる女性、ナースや師長、患者さんまで皆魅力的過ぎて羨ましい職場である。

    本に出てくる麻布十番のバーに行ってみたいなぁ。どこかにありそうだ。