
修治のトーク
トーク情報修治 修治修治 時に漫画の絵の中で語られるシーンや台詞というものは、文章以上に分かりやすく物事の本質を突いている。
飲食店の...食べ物の値段というものには適正な価格というモノがある。
例えば都心の一等地にある高級寿司店で出している本鮪も、自分の店で出している本鮪もモノは一緒である。つまり同じ魚体という事だ。
そして調理する職人の技術も、自分の技術にも変わりはない。
しかしお客が財布から支払う額は方や25000〜4、5万円。自分の店は一万円を切るか、高価な食材をふんだんに使った時ですら13000〜15000円以内。
高い金払って、高級な店へ行く人は【ロケーションが・店の内装が・雰囲気が・職人の情熱が(?)】違うから、そういう場へ行くのだと言う。
自分は二十代の頃に、都心の一番価格帯の高い店を数軒渡り歩いている。料理の鉄人に出た事のある寿司職人の下でも、働いた経験がある。
だから知った風なことを言う素人(時に料理人の間で使われる、お客を指していう言葉)の、いい加減な言葉には誤魔化されない。
ニューヨークと東京は、パリやロンドンなどよりも、ずっとレストランで出す料理の値付けが、価格設定が高い。
〝料理人の情熱〟などというものは、お客に過剰にアピールする様なものではない。そんなモノは大衆居酒屋の料理人にも当然あるし、それがあるなら料理に込めてお客に出せば良い。
そんなモノを表に出しすぎる料理人の作ったモノなど、自分なら胸焼けしそうで食えたものではない。
水上勉は自分の書いた作品の中で、こう書いている。自分が書いた文を、亡くなった父親があの世で読んだならば『バカモノが。当たり前の事を書いて銭を得ておるか?』と言うであろう、と。
プロならば、わきまえていなければならない事だ。
自分に出来る事は人にも出来る。自分が考えている事ならば、他の人も同じ様に考える人が出てくる。
そんな当たり前の事に気づかない人がいる。自分のやってきた・やっている仕事への真摯な、必死な取り組み方は、同じ様にやっている人が必ずいる。ひっそりと表には出さずに、顔色を変えずに。修治 修治修治 U-NEXTで中学3年以来ぶりに、映画エンゼル・ハートを観た。これ当時、テレビの映画宣伝用のCMが、めちゃくちゃ不気味で怖かった記憶があった。
で、自分はこの作品は、映画館では観ずに(当時から自分は、ホラー映画は劇場で観ない...という、なんか自分の中での映画観る際のルールがあった)1987年の劇場公開から、遅れて1年か1年半後に、テレビのロードショー番組で観たわけである。
とにかくその宣伝用のテレビCMが怖くて、強く印象に残っており、ロードショー番組で放映すると分かった時には、ワクワクしながら観たものだ。
ただ...正直言って、自分はホラー映画はあまり得意じゃない。怖いシーンは平気なのだが、スプラッターっぽい残酷な、例えば血🩸がブシャー!!みたいなのが苦手なのである。
まぁエンゼル・ハートは、そういうシーンはあまり無かったけどね。この作品でも血は、流血のシーンはやっぱ至るところで出てくるが、印象的かつ象徴的に使われていて『悪魔のいけにえ』とか『エルム街の悪夢』みたいな残酷さは無い。
当時13歳か14歳で、テレビで観終えた時の感想は・・・『なんか、やっぱりCM見て感じた通りの不気味さと、心理的な怖さはあったけど、イマイチ話しの筋が分からないところがあったな』だった。
まずハリーとジョニーが同一人物だというのは、映画の中で最後に明かされるのだが、当時はそれも??だったしwエピファニーがジョニーの娘?え〜なんで??だった。
ただ、とにかく映像の撮り方と、血🩸を小道具として印象的に使うやり方と、死体の描き方が怖くて(最後の赤ん坊の目が黄色く光るのも)ディティールはなんかイマイチ分かんないとこもあったけど、えらく怖い作品だったな...という感想。
上に少し書いたが、ラストの赤ちゃんの目が不気味に光るシーンは、もうとにかく〝はぁ?どういう意味?〟で終わったww
そして時は経つこと数十年...ぶりに観たエンゼル・ハートは、ディティールまでクリアに理解出来て、めちゃ『怖おもしろい作品』だという事が分かった。
いやぁ〜中学生の頃、全然好きじゃなかったミッキー・ロークが、今観ると〝良い俳優じゃん〟に変わってたし、デニーロ演じるサイファーはやっぱり怖かった。
そして人物の相関関係やストーリーの細かい部分も、要はネタも今回は全て理解出来て、エピファニーも、その子供の事も理解出来た。
しかし細部まで分かると、やっぱり中学生で観た時よりも、さらに怖い残酷な作品だというのも分かった。
名監督のアラン・パーカーの作品で、ジョニーの元婚約者で、失踪後に占い師になったマーガレット役をシャーロット・ランプリングが演じているのも、自分には興味深かった。修治 修治修治 昨日はゴールデン街の馴染みの店のマスターが来店してくれた。同い歳の彼とケルアック、バロウズ、ギンズバーグ、ブコウスキーの話しが出来て、めちゃくちゃ面白かったよ私は😁
いや、しかし意外だったなぁ…マスターとBeat Generationの作家達やその作品や、ブコウスキーの話しが出来るとは思ってもなかった。実に嬉しかったねぇ〜
やっぱさ…自分と彼は同い歳だし、世代が一緒のG街の飲み屋のマスターが、Beat Generationの作家達やブコウスキーを読んでるのは嬉しいよな。
もうBeat Generationなんて、今じゃ化石みたいなイメージあるかもしれないし、その言葉自体知る人も少なくなっているけれどwそれでも自分は、今もその作品達が好きだから。修治 No funNo fun 「人の顔色伺って、機嫌とって。そんなつもりも時間もねーよ」
たぶぅーさんと修治さんのトム談義や、その後のタイプライターのリトークで刺激され、久しぶりに観た。
この作品にはトム・ウェイツがファンの一人として出演していて、真面目に質問に答えたり[ラフィング・ハート]を朗読しています。
映画の内容ですが
インタビュー中にリンダ夫人と口論になり、その後に本気で蹴飛ばしたり、講演会の前に悪酔してしまい上手く行かなかったあと、「お前が安物のワインを飲ましたせいだ!」と怒鳴ったり。
〝オールドパンク”そのものってシーンも多いけれど、執筆した作品からは想像し難い、繊細さを含む飾りっ気なしの素直な言葉も多い。
「好きな作家がいたら全集を読め。更に書簡集や対談まで全て読む事を薦める。そうする事で作家本来の姿が浮き上がる」は「文は人なり」という名言を吐いた人の言葉です。
しかし、複雑で繊細な作家(=人間性)の場合は、これだけじゃ足りないと思います。
この作品は故人を聖人化する気が全くないので好感が持てる。
故に、何度も観る耐えられるドキュメンタリーの一つ。