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読書備忘録 2月 『シモーヌ・ヴェイユ・アンソロジー』 『太宰治全集』 『圏外編集者』 『傲慢と善良』 『たたずまいの美学』 2月は読了したタイトルの通りで、錯乱と静穏の間で、フワフワしながら過ごしました。 仕事に関連したものを除外すると、ここ数年は読書をさほどしていなかった。 しかし、コロナで引き篭もり生活が始まった辺りから、古典や比較的売れている小説などは読む様になりました。 僕の場合、(本を読まなきゃ!)って意気込む事が殆ど無いんです。 読書の優先順位もそんなに高くはないし、若い頃の様な乱読も今はやらない。 ただ先月は太宰にどっぷりハマりました。 特に『HUMANLOST』は、ここまで世の中が悲壮感に満ち溢れていると、あの独特の重ささえも軽く感じて来るのだから不思議です。 特に本文中にある「妻をののしる文。」は、入院中に脳内で理性が完全に消失したとはいえ、特有の鋭い感覚までは消えていない事が証明されている。 まぁ、この時期の私生活の乱れ具合を考えると、同情する点も多々ありますが。 太宰は『小説の面白さ』で「小説は、婦女子を騙せたら大成功」なんて言ったり、「『夜明け前』を読了し寝て起きたら内容を忘れていた」なんて事も言っているのだから、文豪に対して失礼かも知れないが、こういう捉え方も満更間違えてはいない気はします。 小説って作家自身の内部に存在する、いわゆる「異界」を見せてくれる訳だけれど、太宰って妙な思想が絡んでいないから、暗く重い作品でも楽しめるのでしょう。

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    秋刀魚を食べるを決めて、昨日は後輩と夜の街へ
    しかし、魚料理の店はどこも一杯で入れない。
    仕方なく?馴染みの馬肉専門店へ。

    熊本では冷身といって、半分凍った状態の馬刺しが出てくるけれど、ここは生。
    3種盛りの刺身はどれも美味しかった。

    今週は香川、徳島へ出張。
    まぁ何処かで秋刀魚は食べれるだろう。
    しかし修治さん、綺麗に召し上がっていらっしゃる。

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    新倉敷駅
    台風の影響で明日の予定を全てキャンセルし、日帰りする事となりました。

    この時期の瀬戸内への旅行(出張)は、秋刀魚、カワハギ、飯蛸など美味しい魚が多く、楽しみにしていただけに残念

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    ヴェンダースは、やっぱりこれがベストかな。
    ライ・クーダーのスライドギターはちょっとクドイけど。。

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    母親探しの旅は、再会の場に父親だけが不在という結末を迎える。
    自分がどんな人間なのかを知っているからこそ、トラヴィスは中古のトラックでまた旅に出る。

    ハンターは幼い。
    しかし、トラヴィスよりも賢くて強くて、寂しさに慣れている。
    だから再会の場面が際立つ。

    ベルリン天使の詩と違い、何かが欠落しているラスト。
    僕は断然こちらの方が好みだ。

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    舞台はニューヨークからマルセイユへ
    ドキュメンタリータッチの撮影は相変わらずで、画面の揺れが緊迫感を煽る作りは1と同じ。
    特にラストは見応えは十分で、廃人にされかけたドイルの鬼気迫る追走には力が入る。
    最後は狙いすませた一撃で物語は終わるが、下手な銃撃戦より余韻に浸れる終わり方は好感が持てる。

    ドイル達がシャルニエを追い詰めていく序盤
    報酬を渡し終えた手下が、麻薬精製場へ向かうシーンがある。
    その途中で購入するケバブサンドが気になりました。
    ここではバゲットを使っているけれど、本来ならピタパンに野菜と肉を挟んでいて、見た目はタコスに近い。
    でもシンプルながら、これはこれで美味しそう。

    先日観た『ドーベルマン』でも、刑事がバケットにフレンチフライとソーセージを挟んだものを食べていたけれど、フランスではトルコ人街だろうとバケットなんだな。

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    ジャネット・リーの絶叫する表情が有名だけど、このシーンが一番ゾクッとする。

    探偵が宿泊者名簿を確認している時のノーマンの仕草だが、こんな覗き方するかな?

    週末の夜は映画を何本か続けて観ているが、特にサスペンス系は、監督にもよるけれど、現代版よりクラシック作品の方が秀逸な気がする。
    特にヒチコック映画の悪役は上品で知的だが、どこか狂っている。
    先週観たフランス産犯罪映画の「見るからに悪党」より断然怖い。
    子供の頃から何度も観ている『サイコ』だが、
    このシーンの異常さだけ、日常生活で断片的に思い出す事がある。