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不思議な紀行文でした。 遺作と知っていたので総括的な内容なのかと構えて読んだけれど、読み易くて面白かった。 街の景色やそこに生きる人々に対する鋭い視点は健在だが、浮かない感情が全体を包んでいる為、結論に至らないまま書く事を放棄しているような印象を受けた。 更には藤本和子さんの軽やかな言葉が本書全体の寂寥感を強める効果となっています。 複雑な感情は単純化され、誇張やユーモアに対する危惧も感じられる文体は、読み進めるほどに心地良い。 これは、ブローティガンの中にあった(であろう)、表現における一種の羞恥心のせいだろう。 それと、仏教や東洋哲学の暗喩表現が多い気はしたが、日本人ならスッと腹落ちすると思う。 書いた人しか分からない感覚に触れる事が読書の楽しみだし、血肉化されている言葉だからこそかも知れないけれど。 全てのエピソードが現実に起こった事だとは思わないが、不運な女性達に思いをはせているうちに、最終的に死への渇望に繋がったのかも知れない。 カッコよく言えば、他人の人生を通して、自分の人生の到達点を見つけたって感じですね。 今年読んだ本の中では現時点でトップ。

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    鴨池フェリーの名物、うどん。
    お腹空いてなくても頼んでしまうのは、日高昆布と枕崎の鰹節による出汁が美味しいから。
    小学生の頃からの癖で、フェリーに乗ったらうどんコーナーへダッシュというルーチン今も健在。

    にしても、今日は暖かい。

    明日は四人だけの同窓会。
    こちらも楽しみ。

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    初めて観た時に思ったのは「可愛い人だなぁ」ということでした。

    先日ブリジット・バルドーの主演作4本を立て続けに観たけれど、ジャン・ギャバン扮する弁護士を手玉にとる『可愛い悪魔』
    とゴダールの『軽蔑』は楽しめた。
    まぁ歌手としてもモデルとしてもダンサーとしても一流だった人だけど、映画についてはもう少し作品に恵まれたら良かったのになぁと思う。

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    取材中のオフショット
    Bランカスターの時とは真逆の憂鬱さ。
    まぁ若くして引退した方なので、正直に生ききった人なんだろうけれど。
    それにしても。笑

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    リリーフランキーが「読んでも解らない本だけど、買いたい気持ちが一番文化的だ」って言っていた。
    これって積読の事を言っているんだけど、全くもって同意。

    見聞きした情報に興味を持ち、それについて調べているうちに引き込まれ、どうしても読みたい、若しくは観たい気持ちが膨らんで映画館や書店に行く。
    この一連の思考の流れを文化的と説いている。

    クラウディア・カルディナーレもブリジット・バルドーも「綺麗な人だなぁ」が始まりで、「綺麗な人が動く」のが観たいという欲求が高まって観たって訳。
    しかし今では『山猫』の配信はなく、DVDも中古しか見当たらないし、Bバルドー出演作に関しては『軽蔑』以外観ることさえ難しい。

    動くカルディナーレ(アンジェリカ)が舞踏会に現れた時の妖艶さに度肝を抜れた10代。
    時代とはいえ、名作に触れられる機会が減った事がとても残念。

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    衣装、装飾品、セット全てが本物。

    「私の娘がまいります」の言葉にあざ笑う貴族達
    貴族と成り上がりの違い
    「二つの時代にまたがり生きる」公爵
    馬車を降りて歩くラストまで完璧。