しょう「どういう…ことですか?」
ふぅ、と小さく溜息を漏らし、大悪魔は続けた。
トゥリ「あいつはよぉ」
『神』だよ。
しょう「え…」
しょう「あいつって、がいちゃんが…?」
大悪魔は初めて二人から視線を外し、うんち鎌を背中のうんち鎌ホルダーに収めた。
そしてその場に座り、改めるように言った。
トゥリ「おー、あいつぁ神だ。」
びちゃっという音がした。
大悪魔がその方を見ると、汚物の雫を垂らしながらゆーたが立ち上がっていた。
ゆーた「そ、そんな気はしてたんです!!なんかやっぱですね、そのー他の人とは何か違うっていうんですかね…俺は前から、神とは思わなかったにしてもですね!がいちゃんは何かちがうんじゃないかなぁって!!!」
二人と大悪魔を包む空気が一気に重くなった。
ゆーたに対する侮蔑の気持ちと、ゆーたの裏切りに対しての大悪魔の反応が気になり、視線を乱高下させた。
ゆーた「やっぱ神だったんだぁ!!そんな気がしたんだよなぁ!!ほんとですよー!!!マジリスペクトっすわー!!あ!その鎌かっこいいっすよね!!!」
しょうと大悪魔は、目を合わせた。
言葉には出さないままだが、
なんだこいつ…
そう困惑する気持ちがシンクロしていた。
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