もう今にも消えそうな命の灯火が、意外な事でもう一度燃え上がった。
たくひろ「よう、なにしてんの」
状況が状況だけに、しょうは少しめんどくさいと感じながらも、ここまでの経緯をたくひろに説明した。
たくひろ「あー、それはゆーた悪いわ。そりゃ無理だわwwwwww」
何故かたくひろはこの状況に何一つ驚かない。
たくひろ「ちなみに俺も神だよ」
ゆーたは声は出さず、目を見開いて驚いた。
たくひろ「まぁがいちゃんみたいな感じの神じゃないけど、まぁ一応神っちゃ神」
それがたくひろの妄言ではないという証拠に、大悪魔はたくひろには目も向けない。
たくひろ「だからまぁ…ゆーた死ぬしかねぇよw」
ゆーた「なんでだよ!!!!」
ツッコミっぽい時だけは、堂々としている。その堂々とした瞬間に、大悪魔は一気に鎌を引いた。
転がっていくゆーたの首が、壁に当たって止まった。なんでだよ、その顔で死んだゆーたは、ある意味幸せだったのかもしれないなぁ、しょうはそう感じていた。
トゥリ「さて」
トゥリ「まぁ、もうわかってるよな。がいちゃん神だからよ、大事にしろよ」
そう言ってうんち鎌を背中に収め、
大悪魔は帰ろうとしている。
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