3. 卵黄生地の乳化不足
* 原因: 卵黄、油、水(牛乳など)がしっかり乳化していないと、生地が均一にならず、焼き上がりの組織が弱くなり、しぼむ原因になります。
* 対策:
* しっかり混ぜて乳化させる: 卵黄生地を作る際、油を加えた後、水や牛乳を加えた後、それぞれ泡立て器でしっかり混ぜて乳化させます。マヨネーズのように白っぽく、もったりとした状態になるまで混ぜるのが理想です。
4. 卵黄生地とメレンゲの混ぜ方
* 原因: メレンゲを卵黄生地と混ぜる際に、泡を潰しすぎると、せっかく取り込んだ空気が抜けてしまい、膨らみが悪くなったり、しぼんだりします。
* 対策:
* メレンゲの一部を先に混ぜる: まずメレンゲの1/3量を卵黄生地に加えてよくなじませ、卵黄生地を緩めます。
* さっくりと混ぜる: 残りのメレンゲを加えたら、ゴムベラでボウルの底から大きく返すように、手早く、しかしメレンゲの泡を潰さないように混ぜます。混ぜすぎは禁物ですが、混ぜ足りないのも問題です(ムラなく均一に)。
5. 冷まし方(非常に重要!)
* 原因: 焼きあがったシフォンケーキをすぐに逆さまにしないと、まだ柔らかい生地が自重で潰れてしまい、しぼんだり、腰折れしたりします。
* 対策:
* 焼きあがったらすぐに逆さまに!: これが一番重要です。オーブンから出したら、躊躇なくすぐに型ごと逆さまにして冷ましましょう。シフォン型に脚が付いている場合はそれを利用し、ない場合は瓶などに差し込んで安定させます。
* 完全に冷めるまで待つ: 焦って熱いうちに型から外すと、生地がしぼんだり、型崩れしたりします。粗熱が取れ、中心まで完全に冷めるまで(最低でも2〜3時間、できれば半日〜一晩)逆さまにしたまま放置しましょう。
6. レシピの配合
* 原因: レシピの水分量や油分が多すぎたり、粉の量が少なすぎたりすると、生地が柔らかすぎて焼き縮みやすくなることがあります。
* 対策:
* 信頼できるレシピを使う: 失敗が少ないと評判のレシピや、何度も作って成功しているレシピを選びましょう。
* 計量は正確に: 材料の計量は正確に行いましょう。特に粉類は、計量カップではなく、必ず計量器でグラム単位で測るのがおすすめです。
これらの点を一つずつ確認し、改善していくことで、シワシワにならず、ふわふわの美味しいシフォンケーキが焼けるようになるはずです。焦らず、何度か試してみてくださいね。
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