MiRAIのトーク
トーク情報MiRAI 吉田真悟吉田真悟 【 中山祐次郎著、
泣くな研修医シリーズ】応援メモ
① 『泣くな研修医』
→ 主人公:雨野隆治の泣きたくなる様な研修医期間(半年間)の悪戦苦闘
② 『逃げるな新人外科医』
→ 3年目、後期研修医期間。医師としての覚悟が固まりつつある時期
③ 『走れ外科医 』
→ 医師5年目、やっと逞しくなってきたころ
④ 『やめるな外科医』
→ 医師6年目、やらかして悩む
⑤ 『悩め医学生』
→ 医学部に入学してから国家試験に合格するまでの6年間
⑥『外科医、島へ』
→ 医師7年目にして半年間だけ離島に赴任した話し
⑦『迷うな女性外科医』
→雨野の先輩、クールビューティー佐藤玲医師のスピンオフ物語
⑧『メスを置け』
→外科医9年目、33歳になった隆治が友人の死を機に震災後の福島の病院長として赴任した半年間の奮闘
番外『クリスマスイブの死亡診断』(短編集『謎解き診察室、本日も異状あり』に収録)
→ 雨野の後輩医師、西桜寺凛子のスピンオフ。ホラー?- MiRAI
MiRAI 週末だね。友は元気なのだろうか??
Mr.Children 「Sign」 MUSIC VIDEO https://youtu.be/4wuWJ7GAc2s?si=HoSpWvtXxBHXN_Sz - MiRAI
MiRAI 成る程ね。
ビッグパピありがとう。
オルティスが警告!日本人選手はヤンキースには行くな!大谷翔平がいるドジャースは素晴らしい待遇だ https://youtu.be/6J3e3PcI380?si=4N3XpuAGDvf752Rn - MiRAI
MiRAI ![投稿画像]()
[栄光のバックホーム]の素晴らしさについて、何度でもしっかりと書いておきたい。
まず、「病」と「死」に立ち向かう話である以上、観る側にも覚悟を求められる映画だということ。作り手との間に“人対人”として対峙する無言の交錯が確かに存在し、これを徹底的につきつけられる。
もし[奇跡のバックホーム]を映画化されていたのなら、あのバックホームの“奇跡”や阪神の優勝に、よりフォーカスした映画になったと思う。これだけでも凄いことなのだが、見城さんは、この物語を母親の目線で書かれた[栄光のバックホーム]を創り上げられた。これによって背景に死生観が立ち上がり、私たち自身の生き方をより深く問う大作となった。
これを映像化するにあたっての根幹にある凄み。それは、肉体の感覚、肉体の意識を徹底的に再現する姿勢と言える。これを私は最初、ほとんど理解できていなかった。
作品全体に、どこか“未成品”のようなザラつきが漂う。昨今の映画らしいCGや構成、美談扱いを徹底的に拒む。これらは所詮小手先だと言わんばかりに、一貫して私たちを現場に導き、そのうえで、役者の肉体や体温、生命力の激しさ、リアルな情景に語らせていく。
主演である松谷鷹也さんと鈴木京香さんは圧巻だった。肉体から噴き出る存在感を見せつけられた。
松谷鷹也さん演じる横田慎太郎さんの熱狂、圧倒的努力、目標を掲げ立ち向かう姿勢。病と闘いながらも決して消えなかったその根源的な情念を想像したとき、自分の内側にもそれがあるのかと、問わずにはいられなくなった。
鈴木京香さん演じる母親の、全身全霊を捧げるかのような母性、家族の絆、球団や仲間の男同士のやりとり。まるでその場にいたかのように、自分自身の心のヒダに染み込んでいった。
過日、テレ朝の番組「奇跡のバックホーム 〜阪神 横田慎太郎の物語〜」を観たのだが、終盤に、この物語の深みに触れる、とても腑に落ちるシーンがあった。それは、取材を受けるご両親の背景に虹がかかる場面。私はこの虹を見て、“最後の港”という言葉を思い出した。作品の中で、母親が闘病中の慎太郎さんを諭すように語った言葉だ。
横田慎太郎さんは、あなたとの人生は最高だったと、家族から声をかけられながら亡くなったのだが、そのことと、この虹、港という言葉が心の中で重なった。人間の人生の価値とは、様々な絆を断ち切った先になお残る時間軸を超えた何か。そんな、未知の領域すら交錯させ思考したくなる、人間存在の根源に触れる作品だった。
見城さん、秋山監督。大変見応えのある、素晴らしい映画でした。ありがとうございました。この作品が、多くの人に届きますように。公開が近づくにつれ、私まで緊張しています。

