ログイン
片雲の風にさそはれて
トーク情報
  • てんあつ
    てんあつ

    努力の差は、歳を取って出て来るから残酷だ。
    そして人生のツケは死ぬまで付きまとうもの。

    若い頃の自分に言って聞かせたいが、言って聞かせたところで、捻くれて逆の方向に走って行く若造だよなあ!?多分(笑)。

  • てんあつ
    てんあつ

    世に従(したが)はん人は、先づ、機嫌(きげん)を知るべし。序(ついで)悪(あ)しき事は、人の耳にも逆(さか)ひ、心にも違ひて、その事成ならず。さやうの折節(をりふし)を心得うべきなり。但(ただし)、病(やまひ)を受け、子生(う)み、死ぬる事のみ、機嫌(きげん)をはからず、序(ついで)悪(あ)しとて止(や)む事なし。生(しやう)・住(ぢゆう)・異(い)・滅(めつ)の移り変る、実(まこと)の大事は、猛(たけ)き河の漲(みなぎ)り流るゝが如し。暫(しばし)も滞(とどこ)ほらず、直(ただち)に行(おこな)ひゆくものなり。されば、真俗(しんぞく)につけて、必ず果(はた)し遂(と)げんと思はん事は、機嫌(きげん)を言ふべからず。とかくのもよひなく、足を踏ふみ止(と)どむまじきなり。

     春暮れて後(のち)、夏になり、夏果(はて)て、秋の来(く)るにはあらず。春はやがて夏の気を催し、夏より既に秋は通ひ、秋は即ち寒くなり、十月は小春(こはる)の天気、草も青くなり、梅も蕾みぬ。木の葉の落つるも、先づ落ちて芽(めぐ)むにはあらず、下(した)より萌(きざし)つはるに堪(たへ)ずして落つるなり。迎(むか)ふる気、下に設(まうけ)たる故(ゆ)ゑに、待ちとる序(ついで)甚(はなは)だ速し。生(しよう)・老・病・死の移り来きたる事、また、これに過ぎたり。四季は、なほ、定まれる序あり。死期(しご)は序(ついで)を待たず。死は、前よりしも来(き)たらず。かねて後(うしろ)に迫(せま)れり。人皆死ある事を知りて、待つことしかも急ならざるに、覚(おぼえ)ずして来(き)たる。沖(おきの)の干潟(ひかた)遥(はるか)なれども、磯(いそ)より潮(しほ)の満(みつる)が如し。


    吉田兼好『徒然草』155段より


    残念ながらこの様な心境には未だ未だ至らず、未練がましく生き残って居ります。
    ご無沙汰して居ります。本の一瞬懐かしく戻りましたが、生来の気まぐれです。お赦しください。

  • てんあつ
    てんあつ

    現代語訳

     一番の処世術はタイミングを掴むことである。順序を誤れば、反対され、誤解を与え、失敗に終わる。そのタイミングを知っておくべきだ。ただし、病気や出産、死になると、タイミングなど無く、都合が悪くても逃れられない。人は、この世に産み落とされ、死ぬまで変化して生き移ろう。人生の一大事は、運命の大河が氾濫し、流れて止まないのと同じなのだ。少しも留まることなく未来へと真っ直ぐ流れる。だから、俗世間の事でも成し遂げると決めたなら、順序を待っている場合ではない。つまらない心配に、決断を中止してはならない。

     春が終わって夏になり、夏が終わって秋になるのではない。春は早くから夏の空気を作り出し、夏には秋の空気が混ざっている。秋にはだんだん寒くなり、冬の十月には小春の天気があって、草が青み、梅の花も蕾む。枯葉が落ちてから芽が息吹くのでもない。地面から芽生える力に押し出され、耐えられず枝が落ちるのである。新しい命が地中で膨らむから、いっせいに枝葉が落ちるのだ。人が年老い、病気になり、死んでいく移ろいは、この自然のスピードよりも速い。季節の移ろいには順序がある。しかし、死の瞬間は順序を待ってくれない。死は未来から向かって来るだけでなく、過去からも追いかけてくるのだ。人は誰でも自分が死ぬ事を知っている。その割には、それほど切迫していないようだ。しかし、忘れた頃にやってくるのが死の瞬間。遙か遠くまで続く浅瀬が、潮で満ちてしまい、消えて磯になるのと似ている。

  • てんあつ
    てんあつ

    死ねなくて泣く人のために、持って行く物に1つ1つ其の人の名を書く。
    新しい物を何時まで使えるのかも分からずに。

    ケアマネージャーさんの話では、とても意識はハッキリとされてます。と。
    もちろん時折の混濁とせん妄はあるものの。
    それが何より辛いのでは無いかと思います。
    死ねもせず、自分の意志とは裏腹に生きて居なければならないとは……何とも悲しい出来事です。

    死ねるとはやはり、幸せなことだとも感じるようになりました。父という存在がそう思わせてくれます。

  • てんあつ
    てんあつ
    投稿画像

    生きるため。生きている実感として、1日に1食は好きな物、食べたい物を食べるようにしています。
    今日は買い物がてら、揚げ茄子の冷たい蕎麦を食べました。
    カリッと揚がりつつ、中はフワッと柔らかく蕩ける茄子。
    美味かったです!蕎麦は好いですね。

  • てんあつ
    てんあつ

    思ふこと言はでぞただにやみぬべき
    我とひとしき人しなければ

    歌の意味
    心に思っている事は言わずにそのままにしておこう。私と同じ気持ち人はいないのだから

    『伊勢物語』より

    今日は、今日も、突然舞い戻り大変な失礼を致しました。
    風の吹くまま、気の向くままに、自由にさせていただき感謝しかございません。
    心より、ありがとうございます。