絶望しきって死ぬために
トーク情報- 死ぬために生きる
死ぬために生きる プロ人生初のハットトリック。
さらに言うと、最後のハットトリックは中学3年の時と記憶しているので、実に15年ぶりのハットトリックだ。
ハットトリックとはサッカー用語で1試合3点を取ることであり、3点よりも4点、5点、6点、、、と取る方が実に素晴らしいのだが、なぜか3点を取ると言うことをサッカー選手は重要視している。
チームメイトからは祝福されたものの、僕の心は全く満たされていない。
男一匹がようやく復帰し、ただただ引退に向け、また死に向けて1日1日を生きているだけだ。
一喜一憂することの重要性と、一喜一憂しないことの重要性。
このハットトリックから、得点を取れた理由と得点を取れなくなる原因を学ぶことができる。
自己検証をした結果、何をしなければいけないかが自ずと見えてくる。
考えながら動いて、動きながら考える。
1日1日を生き続けるしかない。
まだまだ甘い。自意識も多い。そんな自分が嫌になる。
もっと死ぬために生きろ。
悲惨の港を目指して。 - 死ぬために生きる
死ぬために生きる 優勝を争うであろうクラブとの対決は3-1の勝利。
アシストはついたものの、後半途中に相手のゴールキーパーと接触して軽い肉離れになり途中交代。
外国人助っ人としては情けない限り。
試合前にもっと準備できていたら、試合中にもう一つ早くボールへスタートできていたら、怪我はしていなかったに違いない。
不徳の致すところだ。ただただ努力不足。
しかし交代した瞬間に次の試合は始まっている。
連戦が続くので3日後には試合がある。
とにかく結果、結果、結果。
この地獄の幸せ。
軽い肉離れの痛みも幸せ。
戻ってきた実感と生きている実感を身体の全細胞が感じている。
監督からは腫れ上がった脚を見て「3日後も頼む」と言われた。
幸せなことだが憂鬱だ。
しかし憂鬱でなければ生きている意味がない。
僕は生きている。