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死ぬために生きる

昔家にいた犬、"イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル"と街で遭遇し、当時を思い出した。 元々捨て犬だった彼女を、知り合い伝手で引き取った。 毎朝散歩のために起こされ、目を擦りながら向かう散歩はルートや用を足すポイントが決まっているため、特にリードを引っ張ることもなかった。 犬も本気で喋ってくれると思い込んでいたため、ところ構わず話しかけ、幼少期の喜怒哀楽を全て共有した。 彼女の前で号泣することもあった。 今思うと懐かしく愛らしく恥ずかしい気もするが、彼女に僕の人格の一部を築いてもらった気がする。 また同じ犬を見かけた時、次は間違いなく話しかけてしまうだろう。

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思い残すことなく死ぬために
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    見城徹見城徹

    ↑ 昼を出来るだけ食べないようにしているので、2ヶ月くらい「スパゲッティながい」にご無沙汰している。そろそろ限界だ。こんな写真を見てしまったら、もう我慢出来ない。しかし、努力の甲斐あってこの2ヶ月で6kgの減量に成功、35年振りに体重が70kgを切った。

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    死ぬために生きる


    筋肉を維持しつつ体重を減らすことの難しさ。

    アスリートの端くれとして、僕にも身体を鍛えることへの矜持がある。
    そのため、この大変さがよくわかる。

    僕が努力を語ることなんてまだまだできないが、圧倒的努力で結果を出すということが見城さんの骨身にしみているから、身体を絞れるんだと思う。

    僕も復帰までの2カ月で納得いく身体を作るために、「スパゲッティながい」の幸福感の誘惑に耐えなければならない。

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    死ぬために生きる

    昨晩見城さんが飲まれたワイン

    左から

    ドメーヌ・ルフレーヴ、ピュリニー・モンラッシェ 2022 (レ・コンベット)

    ドメーヌ・ルフレーヴ、ピュリニー・モンラッシェ 2022 (レ・フォラティエール)

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    死ぬために生きる

    昨日は海外でプレーする日本代表選手や、日本代表候補の選手達とサッカーをしてきた。

    彼らにとってはオフシーズンに身体を慣らす場所。

    僕にとっては復帰に向けて身体を作る場所だ。

    身体もコンディションもトップフォームからは程遠い僕だが、恐らく側から見ているだけでは、彼らと比べてそこまで遜色がないプレーができていたと思う。

    それくらいには、過去に努力の積み重ねをしてきた自負はある。

    ではなぜ僕が彼らのようになれていないのか。
    それは僕が自分の弱みから逃げ続けてきたからだ。

    90分高いレベルでプレーをし続ける能力とメンタルが、トップのサッカー選手であるためには足りない。欠落している。

    そこに関しての努力がただただ足りなかった。それのみだ。


    僕は、旧国立で行われた高校サッカー準優勝というちっぽけなプライドを持って、高卒でイングランドに渡った。

    Jリーグなどでプレーせずに、いきなりサッカーの母国で活躍してやろうと、甘い幻想のみを抱いていた。

    現実はそんなに甘くはなかった。

    昨日一緒にプレーした選手の中には、そんなイングランドでプレーしている選手もいた。

    僕が憧れた熱狂に包まれるスタジアムで、彼がプレーしていると考えると、過去の自分が悔しくなり、情けなくもプレー中に涙が出た。

    大した努力もしていないのに悔しがる自分が恥ずかしい。

    引退までの2年間で圧倒的努力をし、絶望しきって引退する。
    前向きに正々堂々と悔しさと向き合えると信じて。

    引退するために圧倒的努力をする。
    死ぬために生きる。