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筑紫島燕義(スワローハリー)

まず、あまりに船ものの作品が少ないので、舞台セットや演者の動きなどどう表現するのか全くの未知数でした。 実際観てみると、舞台セットは50トンくらいの後部船橋型の漁船を丸々模した3層(3階建て)のセットで、1階部分の船室・機関室・通信室、2階部分は甲板・船橋、3階部分はアッパーブリッジとなっていました。 なので、普通の生活表現と違い、船上生活特有の上下でのやり取り表現が上手くできているな~と思いました。 また、演者の揺れの表現も去ることながら、特に感心したのが、演者の風を受けた時の表現が上手いと思いました。 おそらく、この上下のやり取り表現や波風の表現手法が今後の船もの表現手法のセオリーになると思いました。 台詞のワードチョイスも、漁船用語と海軍用語と言うことで、例えば操舵号令や船のパーツの名称が日本語だったので、実際に忠実に表現しても一般の方でも分かりやすいと思いました。(タンカーやフェリー等の商船の場合、日本籍でも操舵号令や船内用語の大半は昔から英語 例:操舵号令の面舵[日本]→スターボード[英語]) あと、脚本についても非常に細かく整理されていて海事関係者が観ても唸る内容でした。 特に、特設監視艇の艇長が普通は、特務士官か兵曹長ポストなのに兵学校卒の若い少尉が就いているかなどのバックストーリーが丁寧に描かれていました。 ただ、やはりシックリこな部分も多々ありました。 ・原作では、艇長は予備役からの応集者となっており、個人的にはこちらの方がリアリティーがあったと思う。(ただ年寄士官じゃ盛上らないかなw) ・元乗組員内の立場が逆と思いました。どういう事かと言うと、今回の特設監視艇は元漁船で、漁船の場合、船長(船の航行に関する責任者)よりも漁労長(漁場の選定、漁法、船の運航全体の責任者)の方が立場が上であり、運航形態が変わっても漁労長が乗っている以上この関係は変わらないはずで、元船長に元漁労長が完全に従属していたのは違うかな。 ・衣装に季節の変化が無いことです。最初の配備海域は西太平洋で次が南太平洋と気温変化がかなり激しいはず、かつ最初の西太平洋のシーンでは、軍人役が全員制服(紺色の詰襟・セーラー服)をずっと着ていて、この紺色の制服はかなりフォーマルな服なので、常着するのは佐官クラスで、他の士官が薄緑色か茶色の略服?作業服?で曹兵が茶色か白色の作業服だと思いました。 もっと暑さを表現するなら半袖の防暑服でも良いと思いましたし、特に一等兵が海中転落したときに寒さを表現していたが、それまで防寒着を着たりしていないのでそのシーンで初めて寒いんだと気付いた。 ・小道具や美術品、セット等が新しすぎ、特にロープが新しいのは違うと思いました。 ・海図の扱いが雑、レーダーもGPSも無い時代において海図と羅針盤と六分儀が貴重な航海用具である。 特に六分儀が一度も登場しなかったのは、船の表現として海事関係者からするとちょっとガッカリ。 10月に私の贔屓団体であるHKT48と大人のカフェが船もののコント劇を控えているという事で、このコント劇前にこの作品を観ていればかなり参考になる部分が有ったと思いました。 ちょっとした用語や波風の表現とかですね・・・。 あと脚本の用語チョイスが鬼門のような気もします。 キセコイの広報を読んだ感じだと客船の話しっぽいので、基本の船舶用語は英語だと思いますが、一般の人が聞き慣れてないので表現の持っていき方がかなり難しいと思います。(映画タイタニックでは容赦なく英語の船舶用語を使っていましたが、皆さんついてきてましたよね・・・ストップエンジンフルアスターン!ハードスターボード!) これも含めて楽しみです。 #最貧前線 #キセコイ #奇跡の航路を行け #HKT48 #大人のカフェ #栄枯のラビリンス #地頭江音々 #豊永阿紀 #秋吉優花 #武田智加 #坂口理子 #渕上舞 #飯野智司 #加賀成一 #伊達さん

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ログブック 筑紫島燕義(CS:スワローハリー)
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  • 筑紫島燕義(スワローハリー)
    筑紫島燕義(スワローハリー)

    つづけてログブック更新!

     今回は、広島県呉市で上演されましたミュージカル「この世界の片隅に」の大千穐楽を観て来ましたので、感想を書いて行きたいと思います


     今回は、映画にもアニメにもなりましたこの作品を観て来ました。

     なんと楽曲を担当したは、アンジェラ・アキさんそしてキャストはミュージカル界のスターやプリンスばかり。

     今回私は、全くアニメとか映画で予習せずに突入しましたが、いや〜良かった。

     まず、楽曲がもの凄くいいですね、見終わった後に余韻で思わず口ずさんでしまう感じ・・・心地いい!
     しかも、生演奏ですよ!


     そしてなにより、原作の作り込みがしっかりしているんだな〜と思える脚本のワードチョイスが良かったです。
     例をあげるなら、物語に出てくる日本海軍の軍艦ですが、小さい女の子(晴美)でもわかるような特徴的な艦影の艦(日向・伊勢:航空戦艦で後部に飛行甲板、利根:航空巡洋艦で主砲を前部に集中配置、摩耶:旗艦機能を強化した巡洋艦で艦橋が大きい)をチョイスできているところです。
     他にもしっかりエピソードや衣装変化と時系列があっているところなど、細かなところがしっかり作り込まれていました。
     
     作品の舞台である呉で観れたのも良かったですね。
     観劇の前後で呉の街並みや港内の様子、そして大和ミュージアムで資料をみたりして、当時の呉の情景に思いを馳せてみたりして・・・。(ただ猛暑w)

     いや〜前後の個人的なスケジュールパンパンだったけど行って良かった~!
     
     再演しないかな〜できれば博多座で!

    #この世界の片隅に
     

  • 筑紫島燕義(スワローハリー)
    筑紫島燕義(スワローハリー)

    久々のログブック更新!

    今回は9月に再演されました『たびたび、こんなこと』を観劇しましたので、感想を書いて行きたいと思います。

    内容は、現実と想像のスパイラルで、言い表せませんw

    前回ちょっと引っかかった細部しっかり修正されていて、かなり完成度が高くなっていました。

    なんでこんな世界観の作品を作れるのか不思議で不思議で・・・

    やっぱり伊達さんは天才でした!

    次回作ももちろん期待しています!

    #藤田怜
    #太田いず帆
    #細谷枝里佳
    #タカギ
    #熊木拓矢
    #里卓哉
    #伊達さん
    #たびこん
    #D社の公演

  • 筑紫島燕義(スワローハリー)
    筑紫島燕義(スワローハリー)

    つづけてログブック更新!

    つづいて「それでも夢は見ている~こりゃもてんばい~」を観て来ましたので感想を書いて行きたいと思います。

    内容は、福岡の売れない芸人の奮闘劇中心の物語です。

    ストーリー自体は、けっこうベターな感じですが、エピソードチョイスはかなり涙を誘う感じで良かったと思います。

    主人公の男性がかなりクローズアップされていましたが、周りを固める女性陣のお芝居も良かったです。

    もちろん皆さん良かったのですが、やっぱり橋本あかねさんのお芝居が目を惹きました。
    彼女のお芝居は、本当にトーンや表情、とにかく細かい表現が秀逸なんですよね〜鳥肌が立つぐらい。

    そしてもう一人、天稀由衣さんです。
    彼女は、初回のこりゃもてんばい以来の出演でした。
    前回は、水産高校の女子役で上手く演じていたので今回は注目していました。
    今回は、良くも悪くも作品に溶け込んでたと思います。
    やっぱり、ビジュアルもパッとする感じじゃないですよね・・・
    でも、やっぱりセリフの言いまわしはしっかりしているので、序盤のAD役や終盤の医者役もしっかりと場面の空気を作れていたと思います。
    決して注目されるような役まわりではありませんが、しっかりと作品のディテールを支えられる欠かすことのできない役者でした。

    #橋本あかね
    #天稀由衣
    #それ夢
    #こりゃもてんばい

  • 筑紫島燕義(スワローハリー)
    筑紫島燕義(スワローハリー)

    ログブック!

    今回は、「スクエアなヒトビト」を観て来ましたので感想を書いて行きます。

    内容としては、ある喫茶店に「明日の朝犯罪を起こす」と言う共通の目的を持ってたまたま集まった見ず知らずの客や店員が、来店したある客の暴走で掻き回される物語です。

    それぞれ色々な背景や事情を抱えた人々の群像劇でした。

    AチームBチームそれぞれ色が違っていて面白かったです。

    今回シングルキャストの橋本あかねさんの演技、圧巻でした。
    こんなに感情の起伏が激しい役を飄々と演じられるのか不思議で仕方ありません。
    今回も見終わった後膝に力が入らなくなるぐらい、彼女の芝居の一挙手一投足に震えました。(けして椅子が壊れたから必死に耐えていたわけではありませんw)
    まだ彼女の芝居を観た事ない方は必見です!

    そして、八坂桜子さんは今回結構大人し目の役で、何時もの役の感じを知る方的には物足りなさがあったかもしれませんが、芯がしっかりした役の感じがしっかり表現されていて、良かったです。

    あと、警察官役の高橋くんと井手くんは巡査部長昇任試験前の巡査感を良く表現できていてリアルでした!w
    同級生で警察官なった奴はマジであんな感じでしたww

    馬庭さんのテラーの感じはあの緊迫感のある中で、朝ドラ風の感じ良かったです。
    ただちょっと残念だったのが、言い回しが辿々しかったことですかね・・・
    ちょっと単語のイントネーションが違かったり間の置き方や表情表現が薄くて・・・
    でも、拳銃の構え方は様になっていてカッコよかったです(本編外w)

    これまた本編外ですが、向野さんの拳銃を持った立ち姿がキマっていてカッコよかったw

    ここで紹介できなかった演者の方々、それぞれ本当にキャラが立っていて面白く仕上がっていました。

    やっぱり芝居は面白い!


    #スクエアなヒトビト
    #橋本あかね
    #八坂桜子
    #高橋秀斗
    #井手瑠政
    #馬庭美千代
    #向野章太郎

  • 筑紫島燕義(スワローハリー)
    筑紫島燕義(スワローハリー)

    久々のログブック更新!

    今回は、舞台「武士の献立」を観てきましたので感想を書いて行きます。

    この作品は、2013年ころだったと思いますが、映画でも製作された作品です。

    加賀騒動の前後の加賀藩加台所方であった舟木家の物語で、料理が不得意な跡取り息子に料理上手な妻が嫁いできた春の奮闘劇です。


    この作品は、主にパーカッションが生演奏でまた、会場に柑橘系や鰹節の出汁の香りをたたせる等の凝った演出がなされていました。

    ちょっと鰹節の香りが穂香な感じではなく、かなり酸味の部分がたってしまっていて、うーんと思いました。
    また、作中で実際に演者様に贈られた供花の披露が行われていましたが、作品の時代背景にそぐわず冷めてしまいました。
    変に中断する形になってしまい本当に良くないと思いました。

    この2点が無ければ、他の演出や脚本、出演者の方の細かい所作も素晴らしかったです。

    最近観た時代物の作品の中でも1番良かったと思います。

    こんな時代物の作品をまた観てみたいと思いました。

    #武士の献立

  • 筑紫島燕義(スワローハリー)
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    久々のログブック更新!

    今回は、舞台「劇走江戸鴉~チャリンコ傾奇組~」を観てきましたので感想を書いて行きます。

    今回の作品は、実際に江戸時代にあったエピソードをかなり脚色したものでスーパー歌舞伎みたいな感じでした。

    特に、メインキャストがジャニーズだったり2.5次元俳優だったので客席の大半が女性で肩身が狭かったですw

    ガッツリとした時代劇のシーンのかなり作り込まれていて流石松竹と言った感じでした。
    特に奉行所メンバーの掛け合いはカッコよくて最高でした。

    で、我が推し下野さんについて・・・表現も柔軟性があって良くなっていたと思います。
    ただ、動きが多少鈍くなっているような気がして・・・気がするだけかもしれませんが・・・w

    まあ、次回作も期待しましょう!

    #下野由貴

  • 筑紫島燕義(スワローハリー)
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    平成6年(2024年)最後の更新!

    今月甘棠館で上演されました「田中ごっこ」を観てきましたので、感想を書いていきたいと思います。

    この作品は、多額の借金を背負った見ず知らずの債務者がある家に集められ、借金をチャラにする代わりに偽装家族を1年間演じて、隣人の妻を浮気させるミッションを強いられると言ったものでした。

    対立しながらもミッション達成に向けて試行錯誤する人間模様がよく描かれていたと思いました。

    作品を観ていて、前半までは貸主の対価が余りにも少ないが腑に落ちず、貸主の動悸を「臓器売買かな~」とか「加害者デコイかな〜」とか色々考えさせられました。

    この考えながら観ることができたのは良かったと思います。

    あと個人的には、「警察の公安とかこんな感じで内偵捜査してるのかな〜」とか考えてましたw

    今回の作品は、役者さんの容姿が特に約にハマっていて、それに皆さんの迫真の演技が本当に良かったです。

    橋本あかねさんについ・・・
    いつも彼女をベタ褒めしかしていないのですが、いや~あの終盤の感情の起伏の激しい演技は見事でした。

    いつも良いことしか言ってないから、信憑性が薄いと思うかもしれませんが、疑っているそこの貴方!是非一度彼女の芝居を観てみなはれ!!
    震えるから!!

    #田中ごっこ
    #橋本あかね

  • 筑紫島燕義(スワローハリー)
    筑紫島燕義(スワローハリー)

    と言うことで、これにて平成6年(2024年)の観劇納ででした。

    今年は、特に推しの出ている作品を、中心に観に行った年となりました。

    また、しっかりとした時代物の作品を観ることができ、勉強になりましたし、新たな楽しみの発見でもありました。

    来年は、早速1月から下野さんの出演作に始まり、2月には人生最初で最後の帝国劇場での「レ・ミゼラブル」、しかも千穐楽です。
    誰か、一緒に行っていただける方がいればいいのですが・・・ww

    それでは、本年も楽しい作品を観させていただきました皆様、本当にありがとうございました。

    良いお年をお迎え下さい。

    来年もどうか宜しくお願いいたします。

  • 筑紫島燕義(スワローハリー)
    筑紫島燕義(スワローハリー)

    観劇初のログブック更新!

    今回は、舞台『夢のかけらを歌に乗せたら』を観てきましたので感想を書いて行きます。
    あくまで個人の感想ですので、「ふ~ん」ぐらいの感じで見て頂ければ幸いです。

    今回は、オブラートが仕事してませんのでお気を悪くされる方もおられるかもしれませんが、そっとして頂ければ幸いです。

    今回は、某ヅカへの入団を志すも、最終試験で落ちてしまい、それでも歌劇がやりたすぎて進学した高校で歌劇部を作ろうと奮闘する娘をメインに描いた作品でした。

    内容としては、メンバー集め、金銭面などの興行を行う苦労を中心に描かれていました。

    率直な感想としては、「う〜ん・・・」でした。

    序盤に高校で歌劇部を作ってもしヅカの試験受かったらどうするのか?と言う、伏線をぶち上げましたが、回収されず。(次回作に持ち越しかも?)

    また、ライバル?団体の劇中劇のシーンですが、多分レ・〇ゼラ〇ルの工場のゴタゴタのシーンをオマージュしたんだろうな〜と思う内容でしたが、めちゃくちゃキラキラ衣装でやっていたので、「私は何を観ているのだろうか・・・」って感じになりました。

    そして、歌劇はハード面にお金がかかり、このコスト面をどう乗り越えるかと言ったことが全面に出過ぎていたような気がしました。

    特に、歌劇はマイクが必須でピンマイクを揃えるお金がないから、ハンドマイクでできる演出にしていると言った描写がりますが、色々な作品観てきましたがマイクは必須ではない!
    ノーマイク(舞台マイクは有)の作品とかメチャメチャある。

    むしろ、マイクがない時代に声を届けやすくするために、歌や音楽を付けて表現したのが歌劇の起源ではないのかな〜と思ったりしました。

    今回主演の林鼓子さんをはじめ他のメインキャストには、声優活動をされている方が居られ、よく通る声だな〜と感心する部分がありましたが、舞台での声の表現としては合わないところがありましたが。

    そして今作は、推している下野由貴さんも出ていまして、良くも悪くも存在感がありましたね〜特に副生徒会長とのコミカルな掛け合いは面白かった。
    ちょっと最近全体的に迫力が増してきたような気がしますw


    今回も目にとまったキャストさんがおりまして、1人目は和泉柚那さんで、下野さんとの掛け合いの間合いや、コミカルな動きの表現も良かったです。

    2人目は、柊木まあやさんで、サラっと歌った歌声が本当に良くて、一瞬にして「おっ!」と前のめりになりました。

    3人目は、アンサンブルの一ノ瀬円さんで、ダンスのキレと言いちょっとしたお芝居のセリフの言回しも良かったです。

    そして最後4人目、5人目は、橘高けいさんと矢頭梨央奈さんで、二人ともアンサンブルの中で体格がいいのですが、ダンスは靭やかで、またお芝居のセリフの言回しも良かったです。
    特に矢頭さんは、今回初舞台だそうですが、全体的に地に足付いていて良かったです。

    色々書きましたが、全ての作品が思い通りに作れないのは百も承知なのです。
    なので、前回より今回、今回より次回ともっと良くなって行くことを願っています。

    #ゆめかけ
    #下野由貴
    #和泉柚那
    #柊木まあや
    #一ノ瀬円
    #橘高けい
    #矢頭梨央奈

  • 筑紫島燕義(スワローハリー)
    筑紫島燕義(スワローハリー)

    ログブック更新!

    今回は、舞台『青空メロディーズ〜3rd melody〜』を観劇してきましたので、感想を書いていきます。

    今回の作品は、青空メロディーズシリーズの3回目で、ストーリー自体はかなりベターなスポ根ものですが、やはり出演者の大半が野球やソフトボール、またその他の球技経験者で、一つ一つの細かい所作にリアリティがありました。

    特に今回は、脚本の面でも配球や打順、演出面ではライトワークや視線表情などの細かい脚色が施されていて、リアリティが前回以上に増していたと思いました。

    次回作がどうなるか楽しみで仕方ありません!


    さて、今回のピックアップキャストですが、1人目は言わずもがな、新海ありささんです。
    彼女の演技を前回初めて目の当たりにして、一気に引き込まれました。
    そして今回、前回の役とは高貴?なキャラクターとなりましたが、それでもプレーの立ち回りや一つ一つの仕草が細かくしっかりしていて、加藤氏が話されていた「今回の捕手役は彼女しかいなかった」とのコメントに100%同意です。
    また、このしっかりしたプレーの芝居からのお淑やかな台詞回しのギャップがまた今回のキャラクターに良く合っていたと思いました。
    ただ、バレーチックなダンスシーンでのダンスに固さがありぎこちない印象を受けました。
    次回作では、どんな役をどのように演じるのか楽しみで仕方ありません。

    続いて、2人目のピックアップキャストは、松林楓さんです。
    今回初めて彼女のお芝居を観させていただいたのですが、彼女あの体格の良さから繰り出されるプレーの演技のダイナミックでいて鮮やかな身のこなしは圧巻でした。
    また、他のメンバーとは一線を画す太い発声は、役のキャラクターが立っていて本当に良かったです。
    そして何より、この体格からは想像できないほど、軽やかでまた靭やかなダンスを目の当たりにして、新海さんのお芝居を初めて観たとき以来、思わず「うわぁスゲ〜わ〜」となかなかの声量で声が漏れてしまいました。
    このようなタイプの役者さんは、なかなか目にする機会がなく本当に貴重な人材だと思います。
    しかし、このような方ってなかなかクローズアップされることってないんですよね・・・。
    今回は、感情の起伏が激しく難しい役どころでしたが、上手く演じていたと思います。
    次回は多分、もっと野球のプレーシーンが見れると思いますし、キャラクター設定をみる限り、今後チームの要となっていくとも予想できますので、次回作が楽しみです。

    最後に、この青メロシリーズの作品は「野球」というテーマのはっきりした、作品で食わず嫌いがどうしても出てしまっているように思います。
    しかし、他の作品では絶対に観ることのできない、パワフルかつ躍動感があり運動量のある芝居、そしてこの野球と芝居に対する熱量を感じる事が出来ます。
    今回紹介できませんでしたが、序盤で述べたように、この作品の出演者はみな精鋭揃いです。
    こんな、作品は近年あまり無いのではないでしょうか?
    私自身終演後、席から立ち上がる時に「あ~観に来て良かった〜」と心から思える作品でした。
    観た事ない方には、ぜひ一度観て欲しいと思います。

    また、前記したピックアップキャストの二人については、この青メロシリーズ以外のまた違う作品での芝居もぜひ観てみたいと思っています!

    本当にブラボーでした!


    #青空メロディーズ
    #新海ありさ
    #松林楓