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見城徹

「鈴木京香さんに、横田慎太郎さんのお母様、まなみさん役をオファーしたいけど、今は体調のこともあるし…、真夏のロケをお願いするのは厳しいと思う」 2023年の初夏。 見城社長は、残念そうに言っていました。 ニュースが、鈴木京香さんの体調不良による休養を伝えていた頃のことです。 「まなみさん役に、京香さんはぴったりだと思うんだよ」 そう繰り返すくらいに、見城社長には、鈴木京香さんへの特別な想い入れがあったのです。 2010年、NHKで放送された、大ヒットドラマ「セカンドバージン」 主人公である出版業界の辣腕プロデューサー、中村るいを演じたのが、鈴木京香さん。 そして、脚本の大石静先生が、主人公のモチーフとしたのが、幻冬舎の見城社長。 撮影前、実際に、京香さんが幻冬舎を訪れ、見城社長に取材もしたそうです。 社内視察を含め、たっぷり取材した京香さんが、帰り際に見城社長に言った言葉。 「これで私は、見城社長になれます」 2010年10月からNHKで放送された、「セカンドバージン」は、大ヒットドラマとなり、後に映画化もされました。 「顰蹙はお金を出してでも買う主義なんです」 京香さんが演じる主人公“るい“のセリフに、見城社長の名言へのリスペクトを感じます。 「栄光のバックホーム」の主演をオファーした時、京香さんと見城社長の、数々のご縁については知りませんでした。 京香さんがデビュー前に通っていた歯医者さんも同じだったとか。 幻冬舎設立直前の1993年。 歯医者さんと一緒に、食事をしたこともあったそうです。 (箕輪世界観チャンネルにて、詳しく語られています⇩) 画像 YouTubeでも秘話を公開 30年以上も前からの、見城社長と鈴木京香さんの繋がり。人の縁は、本当に不思議です。見城社長からは、京香さんと旧知の仲であることを聞いていましたが、初めてお会いした京香さんからも、見城社長との数々のエピソードをお聞きしました。 この世に偶然などない。 そう感じることが、たびたびあります。 そして、鈴木京香さんと、横田慎太郎さんも、運命としか思えない縁で結ばれていました。 続く

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹

    2025年11月22日。
    大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2025年5月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    恋唄 吉本隆明

    理由もなくかなしかったとききみは愛することを知るのだ
    夕ぐれにきて夕ぐれに帰ってゆく人のために
    きみは足枷になった運命をにくむのだ
    その日のうちに
    もし優しさが別の優しさにかわり明日のことが思いしられなかったら
    きみは受肉を信ずるのだ 恋はいつか
    他人の血のなかで浅黄いろの屍衣のように安らかになる
    きみは炉辺で死にうるか
    その人の肩から世界は膨大な黄昏となって見え
    願いにみちた声から
    落日はしたたりおちる
    行きたまえ
    きみはその人のためにおくれ
    その人のために全てのものより先にいそぐ
    戦われるものがすべてだ
    希望からは涙が
    肉体からは緊張がつたえられ きみは力のかぎり
    救いのない世界から立ち上がる

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    死ぬために生きる日々。毎日、絶望の朝が来る。
    行きたまえ。戦われるものが全てだ。今日も救いのない世界から立ち上がる。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    アルチュール・ランボーが自分を切り刻んだ地獄の季節。誰が人生は絶望だと思わずして生き得たか?大塩平八郎、吉田松陰、吉本隆明、高橋和巳、高野悦子、奥平剛士、三島由紀夫、石原慎太郎、安倍晋三……。それでも地獄を生きる。
    風立ちぬ、いざ生きめやも!

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    本日は過去の投稿より、2025年5月の親父の投稿をリトークさせて頂きます。

    絶望に、笑顔で飛び込む勇気と覚悟。
    地獄の底でワルツを踊れ。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    しげしげ
    投稿画像

    文庫版[栄光のバックホーム]読み終わりました。
    お母様のまなみさんの視点から、横田慎太郎さんの生き様を綴った1冊です。
    (以下、作品の内容を含みます)

    慎太郎さんの[奇跡のバックホーム]を拝読して、ここまでまっすぐ生きている男がいるのかと驚きましたが、次に注目したときは、お亡くなりになったときでした。
    何で?と、あのまっすぐに生きていた男が何で?と、しばらく思っていたことを覚えています。

    感想を言葉にしようとすると、「まっすぐ」の言葉が何度も浮かびます。
    僕の語彙力の無さを痛感しつつ、慎太郎さんの周りの方々にこの想いが広がって行く様子には、結末を知るだけに苦しくも温かな気持ちになります。
    ご家族はもちろん、阪神タイガース入団後は同期に先輩、監督にスタッフ、病院の方々、大勢のファン…。
    その想いは異例の引退試合に繋がり、引退後も慎太郎さんが渾身の力で立たれた講演会で、さらに多くの人に届いたのでした。

    僕もいつの間にかその1人に、身内のような気持ちになっていることに気付きます。
    慎太郎さんをそばで励まし、一緒に喜怒哀楽を分かち合ったまなみさんをとおしての視点と言うこともあり、その場に僕もいるかのように心を揺さぶられ続けました。
    とくに手術で一度失われた視力が戻り始めたとき、窓のブラインドを何度も上げ下げして日差しが見えることを喜んだ場面には、僕まで頬がゆるみました。

    そして「最後の港」へと進み、これまでの数々が決してフィクションでは無く、読んでいる今に繋がっていることにハッとさせられます。
    慎太郎さんが最後まで前を向いて、まっすぐに、全力で駆け抜けたことに、本文にもあるように拍手を送りたくなりました。
    スポニチの遠藤記者は「努力のバックホーム」と評しましたが、それは今も生きる僕が、まるで努力と呼べることをしていないことを意味します。
    ありきたりながら慎太郎さんに近付きたい、どんな環境でも諦めず、目標を持って日々に臨もうと強く思いました。

    読み終えたのは映画版[栄光のバックホーム]公開直前で、プロダクションノートや予告編、ドキュメント番組、そしてユニフォームが舞った胴上げの動画なども繰り返し見ました。
    そのたびに胸が一杯になり、涙があふれました。
    ゆずの[栄光の架橋]も、サビ前の♪ジャジャジャンと言うところを聞くだけで胸に迫るほどです。

    慎太郎さんをこれまで深く存じ上げずにいたことを、悔やむばかりです。
    そして、プロ野球はあまり興味が無かったものの、慎太郎さんの足跡が残り、復帰を信じ続けてくださった阪神タイガースを、これから応援したいと思っています。
    今はことあるごとに、「24」の言葉を選んでしまいます。

    映画やドラマで、感情を揺さぶられることが苦手です。
    普段は避けている僕が映画を勧めるのですから、周りは驚いたと思います。
    予告編を見た後に「お涙頂戴か」と言われたこともありますが、そう誤解してしまうほどにまっすぐ生きた男が横田慎太郎なのだと、今さらですが断言出来ます。

    僕も少しでも追い付けるよう、並べるよう、目標を定めながら努力します。
    読書しながら初めて涙があふれた1冊、読んだだけにせず、必ず行動に繋げます。