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見城徹

⬆︎ 三浦さん。困難な道を選び、覚悟と圧倒的努力さえあればあなたにも出来ます。あなたはその一歩手前まで来ている。自己検証、自己嫌悪、自己否定、を繰り返して考え抜いて下さい。自己肯定をした瞬間、全てのチャンスは消えて行きます。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹見城徹

    1970年11月25日は晴れていた。両親と妹が静岡県清水市の小糸製作所の社宅から神奈川県相模原市に買った小さなプレハブ住宅に引っ越して来て、僕も東京都目黒区柿の木坂の下宿を引き払って合流したばかりだった。僕は慶應義塾大学法学部政治学科の2年生だったが授業には殆ど出ることはなく、鬱々とした日々を実家で過ごしていた。三島由紀夫が陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地に乱入して自決。衝撃的なニュースをテレビが映し出していた。呆然としてテレビに釘付けになった。その後のことは覚えていない。翌朝、自転車を飛ばして小田急相模原駅の売店で新聞全紙を買い、駅構内にある[箱根そば]のスタンドで「コロッケうどん」を食べたのだけは何故か鮮明に記憶に残っている。1970年11月25日は衝撃的な日だった。行為することは死ぬことだ。漠然とそう思った。
    1972年5月30日。奥平剛士、安田安之らがイスラエルのテルアビブ空港を銃撃。空港警備隊に蜂の巣のように撃たれながら自分の足元に爆弾を投げて自爆した。この2日で僕の青春は終わりを告げた。僕は狡猾にこの世界で生き延びる道を選んだのだ。三島由紀夫の死から54年。世界はこともなく僕の前に佇み、僕は73歳になって生きている。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    益荒男がたばさむ太刀の鞘鳴りに幾とせ耐へて今日の初霜           
                   三島由紀夫辞世


    今日にかけてかねて誓ひし我が胸の思ひを知るは野分のみかは
                    森田必勝辞世

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    親父と慕う「見城徹」の投稿を毎日読み返し、生きる指針とさせて頂いております。
    本日は過去の投稿より、2024年11月の投稿をリトークさせて頂きます。

    「行為することは死ぬことだ」。
    死の美学。生きる勇気と死ぬ覚悟。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    死ぬために生きる死ぬために生きる

    見城さんが南大井[まき村]で一昨夜飲まれたワイン

    左から

    ドン・ペリニヨン 2015

    ルフレーヴ バタール・モンラッシェ 2019

    ルフレーヴ ヴィアンヴニュ・バタール・モンラッシェ 2019

    この日もドン・ペリニヨンの素晴らしさはさることながら、偉大なルフレーヴの2本は、ピュリニー・モンラッシェ村の中でもすぐ隣にある畑の同じヴィンテージ。

    そこにどんな違いや、ダイナミズムと繊細さ、酸の背骨があるのか、想いを馳せて生きる活力をいただいています。

    いつも有難うございます。

  • 見城徹
    見城徹
    投稿画像

    日本橋[aca]。全品、衝撃の美味しさ。酸の魔術の極み。生きていて良かった。

  • 見城徹
    K0183K0183

    見城さん

    「行為することは死ぬことだ」

    三島由紀夫、奥平剛士、安田安之が示した極限の純粋性。その一瞬の劇的な行為に対して、見城さんは「僕は狡猾にこの世界で生き延びる道を選んだ」と仰る。

    しかし私には、それは決して「逃げ」ではなく、同等に苛酷な、いえ、ある意味でより苛酷な道を選ばれたのだと思えてなりません。
    一瞬の純粋な死ではなく、毎日毎日、死と向き合いながら生き続けること。74歳になった今も戦場に立ち続けること。

    「益荒男がたばさむ太刀の鞘鳴りに幾とせ耐へて今日の初霜」
    「今日にかけてかねて誓ひし我が胸の思ひを知るは野分のみかは」

    どちらにも、長い準備と静かな緊張を、ついに「今日」という一点に収束させる決意が脈打っています。
    見城さんは「今日」を一度だけ選ぶのではなく、「今日」を毎日更新し続けてこられた。
    それが「往く道は精進にして忍びて終わり悔いなし」という境地なのだと、いま深く理解いたしました。

    「世界はこともなく僕の前に佇み、僕は73歳になって生きている」
    この一文に、見城さんの深い諦念と、それでも戦い続ける覚悟の両方を感じます。

    生きることは、覚悟を差し出し続けること。
    生に借りた時間を、覚悟で返していくこと。

    私もまた狡猾に生き延びながら、一瞬の純粋な死ではなく、長く苛酷な生を選んだ者なのだと自覚します。

  • 見城徹
    K0183K0183

    755の皆さまへ。

    『栄光のバックホーム』の余韻、まだ冷めやらぬ頃かと存じます。心は温かくとも、日に日に寒さが増してまいりました。どうかお体を大切にお過ごしください。

    一般公開が始まりましたら、私もぜひ二度目を観に伺います。『ひとりしゃぶしゃぶ 厨 七代目松五郎』にも。見城さんを語り合う皆さまの“聖地”に憧れています。その空気を味わいに、近いうちに偵察に行こうと計画中です。

    これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。