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見城徹

宮崎議員が数ヶ月前に会社まで僕に会いに来たことがありました。メガネドレッサー賞を経済部門で僕が受賞、政治部門で岸田外務大臣が受賞し、受賞パーティーの同じテーブルに何故か宮崎議員がいて、名刺の交換をしたのです。数日して、僕のスピーチに感動したという電話が入り、面会を求められたのです。 常々「感想は人間関係の最初の一歩」と言っている僕はたとえ「感動しました」の一言でも大事にしようと思い、忙しかったのですがスケジュールを作りました。 しかし、驚いたことに宮崎議員は僕の著書の存在も知らず、僕のことは名刺に書いてある幻冬舎社長以外何も知らなかったのです。 白けました。これからご指導、応援よろしく、と言われても、何故僕なのか全く解りませんでした。 世間話をして、レストランやシェフに興味があると言うので、僕が推薦人で出演した「アイアンシェフ」の脇屋友詞VS山田宏巳のDVDを渡したのですが、その後、メキシコ土産のテキーラを送っ来てくれた以外、DVDの感想はありませんでした。 僕は事務的にテキーラを送ってくれるよりDVDの感想を欲しかっのですが、まあ、それはこちらの勝手な願望だとも解ってはいます。 会っている間中、何一つ琴線に触れる言葉もなく、ずっと軽いノリで、この人とは今後お付き合いすることはないなと思っていましたが、突然に今回の騒動です。 本日、記者会見のようですが、何を喋るのか?議員辞職するようなことでもないと思うのですが…。 何故、僕に会いに来たのか今以て謎です。 今回の騒動で、そんな苦い記憶を思い出しました。 水に落ちた犬を打つつもりは毛頭ありません。 表面的でない会見を期待しています。 ピンチの時こそその人の人間性が出るからです。

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