見城徹のトーク
トーク情報見城徹 見城徹見城徹 一昨夜、KAB(坂本龍一事務所)の5人で坂本が愛した[サロン・ド・グー]で食事をした。40年以上積み重ねた坂本龍一との熱狂の日々。捩れるようにに過ごした西麻布・広尾近辺。アカデミー賞のロスアンゼルス。そして坂本が移り住んだニューヨーク。[サロン・ド・グー]の個室の棚に坂本龍一の写真を立てかける。テーブルに坂本が座るべき席を空け、酒と料理も置く。5人で坂本龍一との思い出話しに花が咲いた。毎夜、毎夜、2人で朝まで痛飲した30代。アカデミー賞受賞に歓喜したロスの夜。ニューヨークのレストラン[インドシン]で演じた大立ち回り。写真の坂本龍一が「そうじゃない。俺にも言わせろ」と話しかけて来るようだ。バカを躊躇なくやり切れるのが青春と呼ぶなら、坂本が逝って僕の青春は終わりを告げた。坂本より後少し生きる。坂本龍一が残した音楽を聴きながら。
見城徹 K0183K0183 今朝はひどく憂鬱な寝起きでした。その中で目に飛び込んできた一文。「坂本が逝って僕の青春は終わりを告げた」。深く響きました。
「バカを躊躇なくやり切れるのが青春」――年齢ではなく、熱狂していること。見城さんは坂本さんという存在がいたから、何歳になっても躊躇なく熱狂できた。一緒に全力でぶつかり合える対等な存在がいたから「青春」だった。
60代でも70代でも、坂本さんがいれば青春だった。でももう、その相手はいない。なんて深い喪失感。心が痛い。
青春とは年齢ではなく、熱狂そのもの。40年の熱狂に思いを巡らせて、そう感じました。
私も私の仲間たちと、全力で熱狂したい。ブレーキなどかけず、情熱の中に生きたい。常識を超えた大暴れの日々を。
気がつけば、憂鬱は吹っ飛んでいました。見城徹 中川 剛中川 剛 感動が劇場を揺らすに違いない幻冬舎Presentsの劇団扉座「つか版・忠臣蔵2025」@新宿紀伊國屋ホールも非常に非常に楽しみです。見城さんと劇団扉座の皆様の熱狂がこもった唯一無二の感動の舞台をまた肌で感じたいです‼️
新宿での公演は12月9日から‼️
https://tobiraza.co.jp/tobiraza80-tsukaban-chushingura見城徹 ikutamaikutama そして少女は加速する【幻冬舎】宮田珠己
走力とバトンパスを巡る物語。走者全員が主役になり、精密にバトンを繋いでいく。陸上部のキラキラと輝く練習風景、走る姿の美しさ、力強さが鮮やかに目に浮かび、その瑞々しさに心が踊る。後ろを全く見ないバトンパスやスタートダッシュの秘密は目から鱗。走者の心理状態、勝利のための工夫や努力に気持ちを重ね、ほとばしる決意に鳥肌が立った。
風のような青春の日々が瞬く間に過ぎていく。最後は、息つく間もなくページをめくる速度が上がり、駆け抜けるように読んでいた。
見城さんの投稿をみて、この小説に興味を持ちました。小説はあまり得意ではない私ですが、小説こそが自分の欠けているものを補ってくれることに気づきました。登場人物の固有名詞を覚え、それぞれの背景を丁寧に理解していく営みは、私の“雑な性質”を正してくれると感じました。他者の物語に純粋に興味を持ち真摯に耳を傾ける。その魅力と価値に気づかせてくれる一冊でした。ありがとうございます。