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見城徹

「癒着」という言葉の意味について『広辞苑』を引いてみると「本来関係あるべきでない者同士が深く手を結び合うこと」と書かれている。癒着は悪い意味で使われることが多い言葉だが、仕事を成功させるためには非常に重要な要素だ。  癒着とはどういう状態を指すか。お互いがお互いを必要として結果を出す唯一無二の関係だ。しかし、誰かと癒着するにはキラーカードを持っていなくてはならない。  相手が喉から手が出るほど欲しいキラーカードをこちらが持っている。そして「どうぞ使ってください」とそのキラーカードを惜しげもなく差し出す。  相手も手元にキラーカードを持っており、見返りにそのキラーカードを差し出してくれる。ギブ・アンド・ギブという無償の贈与、テイク・アンド・テイクという無償の報酬の関係は癒着とは言わない。ギブ・アンド・テイクの対等な関係の上に癒着はある。  もし君がキラーカードを1枚しか持っていなければ、その1枚を人に渡してしまった瞬間に弾切れになる。一時的に相手と癒着の関係が構築されるかもしれないが、次に渡すべきキラーカードが1枚も残っていなければ、癒着の関係は早々に終了する。  パートナーとして長く癒着の関係を保つためには、キラーカードを何枚も手元に持っておかなければならない。お互いが圧倒的努力を重ねて何枚ものキラーカードを常に獲得し続けるからこそ、お互いがお互いを必要とする癒着は続いて行く。  そして、キラーカードを切り合った先に、大きな成果が出ると癒着は益々深くなる。  勘違いして欲しくないのだが、「癒着」と「人脈」は似て非なるものだ。僕は「人脈」という言葉を聞くと虫酸が走る。 「仕事ができる人間になるためには人脈が重要だ」と考える人は、異業種交流会やパーティにやたらと出席しては名刺交換に勤しんでいる。大勢の人間が集まる場で名刺を渡し、通り一遍の薄っぺらい世間話をしたところで、癒着と言えるまでの濃密な関係を築けるわけがない。残るのは顔も思い出せない人たちの名刺の山だ。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    さくらさくら
    投稿画像


    仕事仕事仕事、このままだとダメだと思い強硬手段。12月5日金曜日、有給を取りました。
    もちろん「栄光のバックホーム」を観に行くためです。
    様々な思いがすでに押し寄せてきますが、しっかりと心に刻んできます。

  • 見城徹
    umiumi

    [栄光のバックホーム]

    一度目の鑑賞は序盤から最後まで、そして鑑賞後も涙が止まらなかった。
    先ほど二度目の鑑賞を終えて、すこしは落ち着くかと思った涙はやはり溢れて止まりませんでした。
    横田慎太郎選手というひとりの男の一生と、横田選手を支え愛した人々が横田選手に向けた眼差しを、最期まで、そして横田選手の死後もなお真剣に見つめ切ったからこそつくり出すことができた映画だと思いました。
    横田選手を演じた松谷鷹也さんの演技、選手時代の初々しさ、肉体の鋭敏さ、そして眼の輝きーー。ホームランはもちろん、ノック時の腰の動きの俊敏さに驚きました。そして、小細工なしの奇跡のバックホーム。
    病気が発覚し手術後の一時的な失明後の絶望による慟哭後からは、眼による演技が素晴らしかった。それに呼応するように母まなみさん役の鈴木京香さんはじめとする役者人たちの眼差しもまた、心に迫り続けました。
    それぞれの眼を、涙を照らす夕陽や水面の煌めきもまた、生の輝きを反射しているようで、儚くも美しかったです。

    横田慎太郎選手の生きざまを通して、制作総指揮の見城さんや秋山純監督、主演の松谷鷹也さんや映画をつくられた皆さんの生きざまに触れ、真剣に、ちゃんと生きることとはどういうことなのかを教えていただきました。

    一緒に映画を観た娘と、鑑賞後生きることについて真剣に話し合いました。
    彼女にもこの先訪れるであろう艱難辛苦の局面でこの映画が糧になることと信じています。

    素晴らしい映画をありがとうございました。

  • 見城徹
    望月輝子望月輝子

    私の周りでは、栄光のバックホーム🟰望月輝子と思ってくれているのか、栄光のバックホーム観てきたよーって、わざわざ報告してくれる。それがまた私をワクワクさせてくれる。今日も、こんなLINEがきた。
    「昨日、うちの息子、学級閉鎖をいいことに栄光のバックホームを観て号泣してきたと😭」って。
    だから、お母さん仲間でもぜひ観に行ってみてくださいねって伝えた。
    中学生が友達同士で選ぶ映画なんだーって、すんごく嬉しくなった。
    私の中学時代なんてホラー映画、たのきん映画くらいしか思い出せず。。汗

    栄光のバックホームは、一人が観た影響によって水面にできる波紋のように無限に広がっていく。
    ロングランであるほど、年齢関係なくあらゆる環境すべての人たちの心に響きわたっていくのだと思う。国境もなく一人ひとりの人生に影響を与え続ける唯一無二、1000年先の名前の知らない誰かにも届く作品に違いない。私の中では国宝をはるかに超えている。

  • 見城徹
    吉田真悟吉田真悟

    にしたん西村社長 映画「栄光のバックホーム」→何回観みても感動「皆さん、泣いてきて下さい」「人間のあるべき姿が分かる」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース にしたん西村社長 映画「栄光のバックホーム」→何回観みても感動「皆さん、泣いてきて下さい」「人間のあるべき姿が分かる」(デイリースポーツ) https://news.yahoo.co.jp/articles/ea80a787ca6d1d221dad64e4b2bd4581976234fd