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見城徹

「癒着」という言葉の意味について『広辞苑』を引いてみると「本来関係あるべきでない者同士が深く手を結び合うこと」と書かれている。癒着は悪い意味で使われることが多い言葉だが、仕事を成功させるためには非常に重要な要素だ。  癒着とはどういう状態を指すか。お互いがお互いを必要として結果を出す唯一無二の関係だ。しかし、誰かと癒着するにはキラーカードを持っていなくてはならない。  相手が喉から手が出るほど欲しいキラーカードをこちらが持っている。そして「どうぞ使ってください」とそのキラーカードを惜しげもなく差し出す。  相手も手元にキラーカードを持っており、見返りにそのキラーカードを差し出してくれる。ギブ・アンド・ギブという無償の贈与、テイク・アンド・テイクという無償の報酬の関係は癒着とは言わない。ギブ・アンド・テイクの対等な関係の上に癒着はある。  もし君がキラーカードを1枚しか持っていなければ、その1枚を人に渡してしまった瞬間に弾切れになる。一時的に相手と癒着の関係が構築されるかもしれないが、次に渡すべきキラーカードが1枚も残っていなければ、癒着の関係は早々に終了する。  パートナーとして長く癒着の関係を保つためには、キラーカードを何枚も手元に持っておかなければならない。お互いが圧倒的努力を重ねて何枚ものキラーカードを常に獲得し続けるからこそ、お互いがお互いを必要とする癒着は続いて行く。  そして、キラーカードを切り合った先に、大きな成果が出ると癒着は益々深くなる。  勘違いして欲しくないのだが、「癒着」と「人脈」は似て非なるものだ。僕は「人脈」という言葉を聞くと虫酸が走る。 「仕事ができる人間になるためには人脈が重要だ」と考える人は、異業種交流会やパーティにやたらと出席しては名刺交換に勤しんでいる。大勢の人間が集まる場で名刺を渡し、通り一遍の薄っぺらい世間話をしたところで、癒着と言えるまでの濃密な関係を築けるわけがない。残るのは顔も思い出せない人たちの名刺の山だ。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    てんあつてんあつ

    2025/7/23水曜日(日本時間)の見城さん
    Part 2

    キャップ=ロビン・ルース
    ポロシャツ=バーバリー
    短パン=アバクロ
    畢竟のふくらはぎ=見城徹
    スニーカー=スケッチャーズ
    腕時計=リシャール・ミルRM65-01スプリットセコンド クロノグラフ

    1
  • 見城徹
    見城徹

    ↑ もう溜息しかないっす。参りました。
    戻って来た「てんあつ」、冴えまくり!

  • 見城徹
    見城徹

    2025年7月23日(日本時間)。
    大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2019年11月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    料理の腕が凄いのは当たり前だ。その凄腕料理人がどれだけきめ細かな真心で客と接せられるか?職人は気難しいなんて言っている時代はとっくに終わった。料理人は味と共に真心を売っているのだということを自覚して欲しい。
    余計なお世話だけどね。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    2019年11月の親父の投稿のリトークです。

    飲食に従事している以上、美味しいのは当たり前。努力するのも当たり前。それが底辺。底の底。
    自分は何者でもない。上には上がいる。今日が人生で一番未熟な日。それを知り、荒唐無稽な勘違いは即刻止めるべきなのだ。
    相手に喜んでもらうためにはどうしたら良いか。楽しんでもらうためにはどうしたら良いか。胸を掻きむしりながら、のたうち回りながら、答えの無い答えを探し暗闇の中を彷徨い続けている。僕は期待に応える事が出来るのか。その不安は四六時中消える事はない。
    鮨職人として死ぬと決めた以上、僕の大好きな人達が鮨を食べたいと思った時に、僕の事を思ってもらえないのなら、引け目を感じ、対等な付き合いは出来ないからだ。相手に対して申し訳なく思ってしまう。僕の存在価値はそれしか無いのだから。
    僕にはやるべき事がある。立ち止まってはいられない。今日、来てくれる人達がいる。そう思うと居ても立っても居られない。
    一期一会の人生だ。今日出会う人達は喜んでくれるかな。楽しんでくれるかな。感動してくれるかな。そのために僕は生きるのだ。
    感謝、真心、誠実、善良を胸に正面突破するしかない。今日も今日とて鮨に狂おう。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    umiumi
    投稿画像

    「健康、仕事、結婚。いろいろなくしたその先に、やさしい日々が待っていた。」
    755をはじめてから約10年はいろいろなくす過程そのものでした。自己疎外のうちにすべてを決断していたからだと思います。見城さんのお陰で自分になれた近年、これから先の10年は自分の心のままに生きたいです。それが叶うなら、わたしはやさしい日々じゃなくてもいいです。

  • 見城徹
    中川 剛中川 剛

    ↑見城さんの鮮やかなファッションスナップin Hawaii🌺が格好良すぎて最高です‼️憧れです。いつもブレない見事なカラーコーディネートから【適当】がお嫌いな見城さんのスタンスを感じます。また、見城さんの佇まいは、鮮やかな風景の Hawaiiとよく似合います。貴重なお写真の数々を有難うございます!