削除されたユーザーたった一人の熱狂読了いたしました。様々な感情が交互に渦巻く今まで感じたことのない感情を抱く本でした。歴史バカなので伝記は沢山読みましたが、こんな感情は2冊目です。頭が整理できずぽかーんとしております。<かけがいのない今日>の下りは涙が出ました。見城社長は私の理解をはるかに超えた方なのだと感じました。軽々しく様々なコメントしてしまい大変無礼なことをしてしまったと後悔しています。
見城徹のトーク
トーク情報見城徹 三上雅博三上雅博 僕は僕を知らない人達に囲まれながら毎日緊張している。30年経っても何も変わらない。ずっと震えている。臆病でか弱い野生の獣は毎日恐怖に怯えている。僕のか細い心は簡単に壊れてしまう。いつになったら自信を持てるのか。どれだけやったら安心できるのか。カウンターで大勢の視線に晒されると、目に見えるくらい手が震えてしまう。情けない。恥ずかしい。僕は僕を測ろうとする人達の目が怖い。輝く目をした人々の期待に応えられるのかと言う心配は、どう足掻いても払拭される事はない。何者でもない僕に出来ることは命を削るくらいしか無い。何も欲しない。何も望まない。この命さえも捧げるから、この手の震えがおさまってくれたら良いのにな。
きっと性格的に鮨職人は向いてない。自信なんて持てない。希望なんてない。明日なんて見えない。そもそも人前に立つのが向いてない。僕にはひとりぼっちがお似合いだ。それでもそれしか出来ないのだからやるしかない。僕は狂わなければ生きていけない絶望の中にいる。