ログイン
詳細
見城徹

20代、30代の頃から母校や編集者の学校などから講演を頼まれ、40代、50代では企業や公共機関からの講演依頼が圧倒的に多くなった。60代の今では毎日のように講演の依頼が来る。そのほとんど全てをご辞退して来たが、稀には仁義や恩義、義理があって引き受けさせていただくこともある。しかし、この7、8年で講演したのは電通、テレビ朝日、TBS、家庭教師のトライ、静岡県立大学、東北芸術工科大学、ぐらいだ。その全てに強いGNOがある。母校の静岡県立清水南高校では全部で3回しているが、これは僕にとっては特別だからだ。お引き受けすると直ぐに主催者側の担当者や責任者が挨拶と打合せを兼ねて訪ねて来てくれて、今まで行き違いや不愉快なことなど一つもなかった。 講演というのは基本的には自分の自慢話だと思っている。自分がどう考え、どう生きて、どのように仕事をして来たのかを話すのだから、自慢話にならざるを得ない。僕はそれが嫌なのだ。講演が終わった後の2日ぐらいは自己嫌悪で胸が一杯になり仕事にならない。それが僕の講演を断るたった一つの理由である。 それを覚悟して強いGNOがある依頼者の講演は引き受ける。 今回は依頼者側が全てに無神経に過ぎた。他者への想像力など一片もない。多分、このまま不愉快さを我慢して強行すれば、当日もっと最悪なことが起こった気がする。やめて良かった。

前へ次へ
見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹

    おはようございます。2025年1月28日。
    大阪で[mikami limited50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2021年2月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    一流と三流を分けるものは何だろう?
    当たり前だけど、地位や名声や財産ではない。
    僕は他者への想像力だと思っている。一流はどんな小さな場面でも命懸けで他者への想像力を駆使している。その上で場面を張る。つまり繊細と豪胆をスウィングしている。その心のダイナミズムに人は魅せられる。三流はいい人だけど、悪魔の繊細さがない。小さいことに目が行かない。実は大事なものを悪意もなく見過ごしてしまうのだ。だから、何事も上手く行かない。一流であり続けるのは辛い。心が引きちぎられる。それでも僕は一流の人になりたいし、一流の人でいたい。一流とは生き方の問題なのだ。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    2021年2月の親父の投稿のリトークです。

    親父の言葉が胸に染み渡る。
    他者への想像力。僕はまだまだ三流だ。
    悪魔の様に繊細に、天使の様に熱狂する。
    早く一流の鮨職人に、僕はなりたい。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    見城徹
    投稿画像

    昨夜は[青山オルクドール]で日本一のすき焼き割烹の呼び声も高い鳥羽周作経営の奈良[きつね]の料理を楽しみました。左はすき焼き師・折田さん。

  • 見城徹
    オジトモオジトモ

    ★ルフレーヴ、ピュリニー・モンラッシェ・レ・ピュセル2020

    ★ キスラー、ピノ・ノワール・ロシアン・リヴァー・ヴァレー

    ★ ピーター・マイケル・ワイナリー 、オー・パラディー・エステート カベルネ・ソーヴィニヨン・オークヴィル・ナパ・ヴァレー2021